専業でブックオフせどりだけで生活できる?平日でもせどりをする人をよく見かけます。
最近、普通に客としてブックオフに行くと平日でもブックオフせどりをやっている人をよく見かけます。彼らは副業なのでしょうか。それとも専業でブックオフせどりだけで生活できるものですか?古本のせどりでは儲けはそれほど大きくなく、コンスタントに価格差の出る商品は見つからないと思いますが。 |
.
ブックオフに限らず店舗から古本を仕入れて生活できている人がいるのは事実です。ただし、ネットビジネスの超初心者が明日から始めて、いきなり生活できるレベルまで稼げる。そういった甘い話では無いことをご理解下さい。 |
古本せどりで生活できている人がいるのは事実。
「最近、普通に客としてブックオフに行くと平日でもブックオフせどりをやっている人をよく見かけます…」とのことですが、
そもそも前提として、最近ではほとんどの店舗でバーコードリーダーや携帯等による読み取り(スキャン)行為を禁止しています。
その行為自体がルール違反(もしくはグレーゾーンギリギリ)のビジネスであることをご理解下さい。
前提:最近では、ほとんどの店舗でバーコードリーダーや携帯等による読み取り(スキャン)行為を禁止している
上記の前提を踏まえた上で、「専業でブックオフせどりだけで生活できるものですか?」とのことですが、儲かっているかどうかは人それぞれ価値観があるので一概に言えません。
ただし、実際、ブックオフに限らず店舗から古本を仕入れて、生活できている人がいるのは事実です。
例えば、
・何年も前からせどりを行い、長年の経験を武器に儲かる商品、その基準を知っている ・「この商品を売れば確実に利益を生む」という商品リストを複数、しかも脳内にデータベース化している ・その穴場商品をピンポイントで仕入れ、売り続ける |
実際にそうやって専業で古本せどりで生活している人もいます。
副業レベルというよりも、もはやプロと言えます。
彼らの多くは5〜6年以上、ほぼ毎日
・ブックオフとヤフオク ・あるいはブックオフとAmazon |
など、仕入先の店舗と販路であるプラットフォームとの往復を繰り返しています。
もちろん、それだけやり込んでいるわけですから、副業レベルというよりも、もはやこのジャンルのプロと言えます。
私の知り合いにも、
・せどりだけで生活している ・せどりだけを生業としてかなり稼いでいる |
こういった人がいることは事実です。
ただし、これも別のよくあるご質問でも紹介しましたが、個人がせどりで稼ぐ(稼ぎ続ける)には、かなりの量の経験や知識、頭の中のデータベースが必須である、ということも正しく理解しておく必要があります。
稼ぐ人は長年の経験を武器に儲かる商品リストや基準を脳内にデータベース化している
なんでも鑑定団に出るようなプロとしのぎを削る場
せどりや転売というものは、右から左へと物を流して、あくまで価格差(価値の差)を埋めるもの。
短期売買を繰り返す株式投資やFX(外国為替)のデイトレードと本質的には変わりません。
また、ネットビジネス自体、知識集約型(知識があってナンボの部分がある)ビジネスです。
株式投資でもFXでも、知識量や経験値で上回るプロのトレーダーには、たやすく勝てません。
同様に、せどりや転売、その他のネットビジネスの世界でも、知識量や経験値で上回るプロがいます。
せどり一つをとっても、「この商品を売れば確実に利益を生む」という商品リストを1,000個持っている人に対して、初心者はまずその1つ目を探すところからスタートしなければなりません。
ネットビジネスの超初心者が明日から始めて、いきなり生活できるレベルに稼げるかというと、それほど甘い世界ではないということも、正しく理解しておく必要があります。
知識量や経験値で上回るプロが勝つ市場。儲かる商品リストや基準が脳内にデータベース化されていない初心者が簡単に稼げる世界ではない
イメージとしては、なんでも鑑定団に出てくるような
・骨董品のプロ ・アンティークおもちゃのプロ ・古美術品のプロ |
こうした、知識量や経験値をかなり蓄えたプロとしのぎを削りながら、加えて、足を使って稼いでいく。
こういったやり方が、店舗から仕入れを行うタイプのせどりの現実とも言えます。
また、こうしたプロが溢れる市場の中で、後発として付加価値で勝負しようとしても、同じ商品を扱う(売る)ため、なかなか付加価値や差別化で勝負しづらい、というデメリットもクリアしていく必要があります。
よく見かけるその人は、果たして同じ人なのか?
「平日でもブックオフせどりをやっている人をよく見かけます…」とのことですが、ここで重要なのは、果たして、よく見かけるその人は同じ人なのか?ということです。
せどりというビジネスを簡単なものに見せる。そういったノウハウや情報商材、教材、塾、スクールのようなものは多く存在します。
そのため、ネットビジネスとして最初の数万円を稼ぐため、手始めにせどりからスタートするプレイヤーも多くいます。
しかし、それらのせどりビギナーのプレイヤーたちが、その後どれほどの期間、せどりを続けているのか?という点もしっかりと見極める必要があります。
例えば、
・毎日100〜200人ものプレイヤーが参入する ・その一方で、撤退していくプレイヤーも100〜200人いる |
この場合、一見すると毎日100〜200人のアクティブプレイヤーがブックオフせどりをしているため
「せどりは、こんなにも多くの人が実践しているのか?」 「つまり、それだけ稼げるものなんだろう」 |
といった具合に、ついつい勘違いをしてしまいます。
しかし、その実態は
・プレイヤーの中身が短期間のうちに入れ替わっているだけ ・継続率(やり続けている人)という視点で見ると、ほぼ皆無である |
こういったケースがほとんどです。
これらの前提を踏まえたうえでも、仮に毎日、毎月、毎年同じ人を見かけるなら、言ってみればその人はせどりの世界ではプロのプレイヤーの類に入る人です。
もし、本当に根気強くせどりで食っていきたいと思うのであれば、その人に教えを請うことも方法の一つです。
なお、ややネガティブな話も交えて、本音をお伝えしたつもりですが、そんな古本せどりも、
・しっかりとした戦略を持って取り組む ・事業レベルでしっかりと取り組む |
こういったことをしていけば、億を狙えるビジネスでもあります。
追記:「せどりとは?初心者必読の入門講座」というページでの中でも、せどりでやっちゃダメなことや注意点、正しい稼ぎ方を紹介しています。
↓ ↓ ↓