個人でネットショップを開業し黒字にするのは難しいでしょうか？

「個人でネットショップを開業し黒字にするのは難しいでしょうか？」という文面から察するに、おそらく

こういった意味合いが含まれていると思います。

前提として最近では「ネットショップを作ること自体」はそれほどお金がかかりません。

BASEやEC-CUBE、カラーミー、おちゃのこネットなどのサービスを利用すれば、それこそ無料か数百円程度で、ネットショップのハコだけは作ることができます。また、素材となる写真はスマホと写真を加工できる無料のツールで十分に事足ります。

ネットショップを開設するだけであれば、ほとんどコストはかかりません。

ただし、立ち上げるのは簡単でも、やはりそこに人を集めること。お客さんを集客する段階で大きな壁にぶち当たります。

別のよくあるご質問でも紹介しましたが、ネットショップを立ち上げることは、オフラインの世界で言えば、誰も住んでいない北極のど真ん中に自販機を置くようなもの。あるいは誰も通らない砂漠のど真ん中に店舗を建てることと、本質的には何ら変わりません。

そのため、必ず自分自身でネットショップにお客さんを集客してくることが求められます。

集客にあたってはそれなりの広告費が必須。ここで初めて、ある程度の金額を投資する必要性が出てきます。立ち上げまでは、ほとんどコストゼロ。立ち上げて集客するタイミングで初めて大きなコストがかかります。

この集客のタイミングで広告を使いながら黒字化していく。これは決して簡単なことではありません。

また、黒字にする難易度は、扱う商品やターゲットとする顧客によって異なります。

一言にネットショップと言ってもその形態は様々です。

例えば、扱う商品一つをとっても、単純に物を右から左へ流すだけ。そういった転売を繰り返すだけのネットショップでは、黒字にするのは大変かもしれません。

一方で、別のよくあるご質問でも紹介しましたが、例えばハンドメイドを扱うネットショップの場合、仮に元金が1万円しかない場合でも、1万円の布代で10個の商品を作る。ネットショップやヤフオクで販売して1個あたり3万円の利益が出る。元金1万円から30万円を作り出す。こういったことも十分にあり得ます。

同様にOEMを駆使しながらオリジナル商品を開発した場合も、20万円で仕入れたものが40〜50万円になる。もっと言えば100万円になる、といったことが十分にあり得ます。

単純な転売と、ハンドメイドやオリジナル商品（地場の酒類など）を扱う場合では、黒字化する難易度も異なることごご理解下さい。

また、狙う黒字（利益）額によっても、当然、黒字化する難易度は異なります。

この辺りの違いで難易度に差も出ます。

総じて言えることは、いきなりネットショップを立ち上げて軌道に乗せるのは決して容易いことではないということ。いきなりネットショップを開業することは、ビジネス的にもかなり難易度が高い、ということです。

もし、これからネットショップの開業を考えている場合も、いきなり独自ネットショップを立ち上げようとしないこと。

こうした流れがオススメです。

参考にしてみて下さい。

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