せどりや転売で資金繰りやキャッシュフローの壁を超えるコツはありますか?
せどりや転売ビジネスを行っていますが、早くもキャッシュフローや資金繰りの壁にぶち当たっています。確かに売上は徐々に増え、利益額も増えていますが、次の仕入れに使う資金が不足するなど、資金繰りに困っています。せどりや転売で資金繰りやキャッシュフローの壁を超えるコツはありますか? |
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せどりや転売をあくまでフロントエンド(顧客リスト集め)の商品として使うこと。その上でクローズドな関係性を築く。フロントエンドの薄利(や赤字分)をカバーするほど、バックエンドの商品を購入してもらう。あるいはリピート購入してもらう。こういったやり方がオススメです。 |
せどりや転売をフロントエンドとして使うこと。
「せどりや転売で資金繰りやキャッシュフローの壁を超えるコツはありますか?」とのことですが、
別のよくあるご質問でも紹介しましたが、せどりや転売をあくまでフロントエンド(顧客リスト集め)の商品として使うこと。薄利でも回転率の高い商品を売ることで購入者リストを作るために使うこと。その上でクローズドな関係性を築く。フロントエンドの薄利(や赤字分)をカバーするほど、バックエンドの商品を購入してもらう。あるいはリピート購入してもらう。
こういったやり方がオススメです。
仮にフロントのせどりや転売を収支トントンで売ったとしても、しっかりとクローズドな関係を築く。その後のバックエンド販売で、大きな利益を確保できるようにしておく。こうすることで、キャッシュフローは確実によくなります。
単純なせどりや転売には危うさや脆さもあります。
逆の見方をすれば、
・こうしたバックエンドやリピート購入の作り込みをしない。 ・単純にフロントだけで転売やせどりで利益を出すビジネスを構築する |
このビジネスモデル自体にかなり無理がある。危うさや脆さもあり、徐々に難しくなっていくという見方ができます。
これも別のよくあるご質問でも紹介しましたが、せどりで稼ぐには、かなりの量の経験や知識、頭の中のデータベースを構築する。長年の経験を武器に儲かる商品を嗅ぎ分けて仕入れと販売を繰り返す。あるいは、事業レベルでせどりを行う。オリジナルの販路を持ち、豊富な資金をベースに販路を一括で購入してしまう。そうやって規模の経済を働かせて、1回あたりの仕入れコストを下げる。
このどちらかしかありません。
無力なら無力なりにバックエンド商品を用意する。
特に、後者の規模の経済を働かせることを踏まえると、せどりや転売というビジネス自体、原則として大企業に有利なビジネスモデルです。安く買って高く売る。これだけで勝負しようと思ったら、個人のせどりプレイヤーがAmazonに勝てるはずがありません。そういう意味で単純な転売やせどりだけを行う個人のプレイヤーは全くの無力とも言えます。
しかし、一方で無力なら無力なりに、しっかりとバックエンド商品を用意して、利益を増やしして稼いでいけば良いだけの話です。
せどりや転売というものは、右から左へと物を流して、あくまで価格差(価値の差)を埋めるもの。短期売買を繰り返す株式投資やFX(外国為替)のデイトレードと本質的には変わりません。
株式投資やFXのトレーダーが常にパソコンの前に張り付いているように、単純なせどりや転売だけで稼ごうと思えば、価格差の波を常にチェックする必要があります。加えて店舗せどりであれば、足を使ってその商品を仕入れる必要も出てきます。
キャッシュフローの壁を超え、稼ぎを伸ばすこと。
別のよくあるご質問の中で、ヤマダ電機が46店舗を閉鎖したことで生まれた一時的なひずみ(価格差)を埋めることで、せどりで儲ける(ビジネスとして成立させる)という話を紹介しました。
個人が単純なせどりや転売だけで食べていこうとすれば、こういった一時的に生まれた価格差を常に見つけながら、それを埋めていく、波乗りのようなビジネスを続けるしかありません。
当然、そういったビジネスモデルである限り、キャッシュフローの壁を超え、ビジネスを大きくする、稼ぎの額を大きくすることもできません。
しかし、繰り返しになりますが、せどりや転売をあくまでフロントエンド(顧客リスト集め)の商品として使うこと。薄利でも回転率の高い商品を売ることで購入者リストを作るために使うこと。その上でクローズドな関係性を築く。フロントエンドの薄利(や赤字分)をカバーするほど、バックエンドの商品を購入してもらう。あるいはリピート購入してもらう。
こうすることでキャッシュフローの壁を超え、稼ぐ金額を大きくしていくことができます。
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