30歳を機に脱サラ。起業するなら何でするべき?稼げるのはネットビジネスですか?
30歳を機に脱サラ。起業するなら何で起業するべきですか?やはり、稼げるイメージを抱くのはネットビジネスです。いわゆるネットビジネスと呼ばれるようなジャンルから選ぶべきでしょうか。これまでのキャリアを振り返って、果たして今自分自身が持っている能力が起業後も活かせるものなのかどうかも疑問です。この場合、新たに起業のために学び直しが必要でしょうか? |
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やはり個人的にオススメなやり方は、これまでのキャリアを活かせるようなビジネスを考えること。競争優位性のあるビジネスで起業することです。仮に今の自分に能力がスキルが不足しているとうい場合は、まずは起業を疑似体験できる場に身をおいてみること。そうやって学んだり、再現性を検証するやり方がオススメです。参考にしてみて下さい。 |
これまでのキャリアを活かせるようなビジネスを。
「30歳を機に脱サラ。起業するなら何で起業するべきですか?」とのことですが、
別のよくあるご質問でも紹介しましたが、基本的にビジネスにおいては、一つの流れができたら、その延長で次のビジネスを展開していくこと。ジャンルを変えて横展開するというよりも、そのジャンルをより深堀りしていくこと。これが基本戦略です。
こういった前提を踏まえたうえで、やはり個人的にオススメなやり方は、
・今までやってきた事業の延長で起業を考えること。 ・これまでのキャリアを活かせるようなビジネスを考えること。 |
これが基本です。
確かに誰でも手軽に稼げるイメージがあるが…。
また「やはり、稼げるイメージを抱くのはネットビジネスです。いわゆるネットビジネスと呼ばれるようなジャンルから選ぶべきでしょうか…」とのことですが、
ネットビジネスには
「資金無く、リスク無くできるように見える」 「誰にでもできて稼げるようなイメージがある」 |
良くも悪くもこうしたイメージがあります。
もちろん、別のよくあるご質問でも紹介しましたが、確かにネットビジネスは本当に自己資金ゼロ、無料から始められるため、非常にリスクが低い。リスクを最小限に押さえて大きな成果を狙えるのが、その醍醐味でもあります。これは事実です。
ただし、それは裏を返せば、ライバルや新規参入者にとっても、こうしたメリットがあることを意味するもの。今後、ライバルと成り得る人々もまた、ネットビジネスに対して同様のイメージを抱くものです。
参入障壁低い=事業として成立する可能性も低い。
別のよくあるご質問でも紹介しましたが、ビジネスの本質はブランディングすること、差別化していくことにあります。言い換えれば、競争優位性をいかに築くどうかとも言えます。
そういう意味で、
・参入障壁が低く、誰もが出来そうだと思うビジネス。 ・多くのライバルが次々と参入してくるビジネス。 |
こういったビジネスは、競争優位性が弱いとも言えます。
・後発のライバルたちに無限にパクられてしまう可能性もある。 ・新規参入者が次々と入ってくるため、その商圏内でパイを食い合うだけで終わてっしまう。 |
オフラインで言えば、まさに飲食店などが良い例です。「参入障壁が低いこと=ビジネスとして成り立つ可能性も低いこと」。この事実を。よくご理解下さい。
この前提を踏まえてうえで、個人的にオススメしたいのは、やはり参入障壁が高いビジネスをするということ。
極端な例ですが、例えば、
・前職で軍事産業における、何かのネジを作っていた。 ・あるいは宇宙産業で、ある特定の部品を作っていた。 |
こういったビジネスの場合は、
・参入障壁が高く、誰もが出来ると思えないビジネス。 ・なかなか、新しいライバルは参入してこないビジネス。 ・後発のライバルたちにパクられてしまう可能性も低い。 ・新規参入者が少ないため、商圏内でパイを食い合うことも無い。 |
などなど。よっぽど競争優位性が高いと言えます。その人(や会社)にしか作れない場合も考えられます。
優位性が築けない限り、安易な起業はNGです。
もっと言えば(かなりのレアケースかもしれませんが)、最強なのは大手メーカーなどの研究機関で特定の技術に携わるような仕事をしていた人。
例えば
・東芝のような大きな会社には、研究室が山のようにある。 ・それらの研究室の中には「ガラスを研磨する技術」など、基幹事業となるようなものもある。 |
こういった技術を持っている場合は、かなりの優位性があると言えます。仮にこういった技術を持った人が、独立や起業を考えた場合、
・会社としては、その技術を持って独立されてしまえば終わってしまう。 ・他のところへ、その技術を持っていかれるとマズいと思われる。 ・そのため、退職後も「引き続きやって欲しい」と大手から仕事を受注できる。 ・その仕事1本。それだけで、十分に個人が起業して食っていけてしまう。 |
こうした現状があります。
逆に言えば、
・起業にあたっては、これくらいの競争優位性を築いておきたいもの。 ・これくらいの優位性を築くことができない限り、安易に起業することはオススメできない。 |
これが本音です。
傍から見るとお手軽に儲けている感、満載でも…。
確かに、起業して成功する人の中には、「誰かに雇われるような生活をしたくないから…」といった理由でビジネスをスタートさせる人もいます。
しかし、そういった、安易な考え方で起業してしまう。言ってしまえば、甘い考え方でスタートしてビジネスを成功させる。こうしたケースは、かなり稀です。
また、傍から見ると、
・誰かに雇われたくないだけ、という甘い考え方で起業して成功している。 ・お手軽に儲けている感、満載である。 |
こうした起業家。特に若い世代の経営者は多くいます。
しかし、冷静になって彼らが成功している要因を紐解いてみると、人と違うことをやりまくっている。競争優位性を山のように作っているのも事実です。
例えば、ITやネットビジネス系の起業家の多くは
・プログラミングの能力が異常なほどに高い。 ・文章力もある。コピーライティングスキルも高い。 ・そもそも、起業した年齢(デビュー)が圧倒的に若い。 |
などなど。はっきり言って、決してお手軽に儲けているわけではないというのが真実です。
私の知り合いにも若くして成功している経営者は多くいます。彼らは、
・まず経営者としてのデビューが早い。スタートラインがそもそも違う。 ・10代〜20代前半には、ビジネスをスタートさせている。 ・多くの社会人が20代前半に新卒として必死に会社に通って勉強している時に、それらを数年前に終わらせ会社を経営している。 |
などなど。そのデビューの早さや、スタートの時期一つをとっても、その時点で、かなりの優位性があるもの。繰り返しますが、起業する場合も、こういった優位性が無いと、なかなかキツいというのが現実です。
起業後に前職の経験をなかなか活かせない人は…。
加えて「これまでのキャリアを振り返って、果たして今自分自身が持っている能力が起業後も活かせるものなのかどうかも疑問です。この場合、新たに起業のために学び直しが必要でしょうか?」とのことですが、
前述の通り、
・今までやってきた事業の延長で起業を考えること。 ・これまでのキャリアを活かせるようなビジネスを考えること。 |
これが基本です。
ただし、こういったアドバイスをしても、前職の経験を活かして起業しようと思っても、なかなか活かせない人というのは多くいます。
別のよくあるご質問でも紹介しましたが、大きな会社のマーケティング部に所属してマーケティングの仕事で成果をあげる。そのマーケティングの知識や専門性を活かして独立できると考える。しかし、起業後に実は自分自身のしていたことは、マーケティング活動のごく一部だったと気付く。気付いた時には手遅れで、サラリーマン時代の実績が全く通用せずに失敗してしまう。
実際に、こういったケースは多々あります。
まずはプレ起業。起業を疑似体験できる場で学ぶ。
そのため、仮にサラリーマン経由で将来的に起業を考えている場合は、まずは、しっかりと自分の総合力がつく場で学ぼうとすうこと。
例えば
・あえて小規模で整っていないベンチャーに入る。 ・様々な垣根を超えて、大量のタスクが振られる場にいって修行を積む。 ・あえてオールラウンダーとしての能力が求められるような場に行く。 ・新規営業、新規開拓を任されるような場に行く。 |
こういった場で学んでみてから起業する。こういったやり方も効果的です。
言ってしまえば、こうした場はプレ起業なようなもの。起業を疑似体験できるような場とも言えます。
・仕事は分業されず、ヒト・モノ・カネの経営資源も全く不足している。 ・働く環境も劣悪で、死ぬほど仕事量をこなさないといけない。 |
本気で起業を考えている場合は、一度、こういった場に身をおいてみること。実際に起業する前に、こうした場で起業を疑似体験することで、
「本当に自分は起業して食っていけるのか」 「今、自分自身が持っている能力が果たして起業して役に立つのか」 「自分の能力やアイデアは、どこまで優位性があるのものなのか」 |
こういったことを検証することができます。
この辺り、別のよくあるご質問「自宅で手軽に始められる副業を探し中。最終的に脱サラして一人で稼ぐことが目標です」でも、同様のご質問を詳しく紹介しています。
併せて参考にしてみて下さい。
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