アフィリエイトで発生した報酬がすぐ欲しい(引き出したい)場合はどうすれば良い?
最近、アフィリエイトをやり始めました。そこでアフィリエイトについて質問ですが、アフィリエイトで発生した報酬がすぐ欲しい(引き出したい)場合はどうすれば良いのでしょうか?例えば、問い合わせをして追加の手数料などを支払えば、1〜2ヶ月待たなくても、発生した報酬を今すぐ振り込んでもらうことはできますか? |
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入金のサイクルをなるべく早めようとする考え方自体は、全く間違っていません。ただし、アフィリエイトの場合は、ほとんどの場合、こうした要望を受け入れてもらうことはできません。参考にしてみて下さい。 |
その考え方自体は、全く間違っていませんが…
「問い合わせをして追加の手数料などを支払えば、1〜2ヶ月待たなくても、発生した報酬を今すぐ振り込んでもらうことはできますか?…」とのことですが、
前提として、別のよくあるご質問でも紹介しましたが、そもそもアフィリエイトは、そのビジネスモデル上、即金性はありません。
現金が振り込まれるのは、成果が発生してから早くても1ヶ月〜2ヶ月後。それなりのタイムラグが発生します。
入金のサイクルをなるべく早めようとする。その考え方自体は、ビジネスをやる以上、全く間違っていません。正しい取り組みだと思います。
ただし、アフィリエイトの場合は、
・入金サイクルを早めることは難しい ・こうした要望を受け入れてもらうことはできない |
こういったケースがほとんどであるため、
仮に追加の手数料などを支払っても、発生した報酬をすぐに振り込んでもらうことは、なかなか難しいこと。非現実的な話であることを、ご理解下さい。
「なぜ、アフィリエイトは即金性が無いのか?」
そもそも、ビジネスにおける即金性は
・実際にお金を支払う人とどれくらいの距離感にいるか ・どれくらい近い距離でお金を支払ってもらえるか |
こういった要素によって決まります。
例えば、即金性のあるビジネスの代表的な例として、現金商売が挙げられます。
・飲食店を経営している ・会計はクレジットカード無し。現金支払いのみである |
こういったビジネスは即金性のあるビジネスの典型です。
お客さんから注文が入った段階で料理を作り始めて、それを提供する。
立ち食いそば屋やファーストフード店など、回転率の早い飲食店の場合は特に、
・15分〜20分という短いスパンで支払いまでが完結する ・提供したサービスやアクションが、どんどん現金として生まれ変わる |
こうした状況にあります。
なぜ、現金商売の飲食店は即金性があるのか?
なぜ、現金商売の飲食店が、ここまで即金性があるかと言えば、前述の通り、実際にお金を支払う人と非常に近い距離感でビジネスをしているためです。
・実際にお金を支払う人が店舗に来てくれる ・その人が直接、あなたに現金を支払ってくれる |
こうした『近い距離感でビジネスをすること』が、現金商売の飲食店を即金性のあるビジネスとしています。
これは飲食店に限らず、他の現金商売も同様です。
例えば、美容院を経営している場合も、
・実際に髪を切って、お金を支払う人が店舗に来てくれる ・その人が直接、あなたに現金を支払ってくれる |
こうした状況を作り出すことができるため、ビジネスとして即金性は高くなります。
また、近い距離感でビジネスをするという意味でいえば、オフラインに限らず、オンライン(ネット)上にも即金性のあるビジネスは存在します。
例えば、ヤフオクなどのオークションを使ったビジネス。
オークションを使ったビジネスの中には、ヤフオクのように商品を落札したお客さんから直接、銀行振込などでお金を支払ってもらうことのできるプラットフォームもあります。
こうしたプラットフォームを使ったビジネスも、
・実際に商品を落札してお金を支払う人と繋がれる ・その人が直接、あなたに現金を支払ってくれる |
こういった状況を作り出すことができるため、ビジネスとして即金性は高くなります。
アフィリエイトは、即金性が無いビジネスの典型
一方で、もちろんビジネスの中には即金性が無い(高くない)ビジネスも存在します。
今回、ご質問頂いているアフィリエイトは、そんな即金性が無いビジネスの典型と言えます。
例えば、あなたが青汁のアフィリエイトをしているサイト運営をしていたとします。
この場合
・実際に青汁を購入するお客さんのアクセスを集め ・そのお客さんにアフィリエイトリンクを踏んでもらう ・そうやって広告主のサイトに送客して決済してもらう |
こういったプロセスを通じて成果が発生します。
ただし、この場合、青汁を購入するお客さんは、あなたのサイトでお金を支払うわけではなく、青汁(商品)を販売しているメーカーにお金を払います。
そのため、支払われたお金の流れとしては
・青汁メーカーのサイトでお客さんが料金を支払う ・その中から一定の割合でASPに報酬が支払われる ・今度はASPからアフィリエイターに報酬が支払われる |
これが基本的なアフィリエイト報酬を得るまでの流れです。
報酬を得るまでに、余分に2回のステップを挟む
現金商売が『お客さん→あなた』というお金の流れである場合と比較して、『お客さん→メーカー→ASP→あなた』、と、アフィリエイトの場合は、報酬を得るまでに余分に2回のステップを挟むことになります。
こうした実際にお金を支払ってくれるお客さんとのあいだに、余分なステップ(距離感)が増えれば増えるほど、
・支払いのサイクルは長くなっていく ・ビジネスは即金性が無いものとなっていく |
こうした傾向にあります。
過去に営業職や経理関係、フリーランスなどで仕事をしたことがあれば、実際に自分自身で請求書を発行したことがあるかもしれませんが、
基本的に誰かに料金を請求しようと思えば
「月末締めの翌月末払い」 「15日締めの翌々月末払い」 |
など、請求書を発行してから料金を払い込んでもらうまでには1ヶ月〜2ヶ月程度の余裕を持たせたスケジューリングをします。
現金商売のように「今日、請求書を発行して、今日中に支払って下さい」といったタイトなスケジュールで料金を請求するようなことは、ほとんどありません。
支払いサイクルを短くすることは、なかなか困難
こうした請求→支払いのサイクルに余裕を持ったスケジュールを組むことが常識である以上、実際にお金を支払ってくれるお客さんとのあいだに、
・余分なステップ(プロセス)を挟めば挟むほど ・誰か人や会社が仲介すればするほど |
タイムロスが発生し、どんどん即金性は無くなっていきます。
繰り返しますが、アフィリエイトの場合は基本的に、お客さん→メーカー→ASP→あなたと、実際にお金を支払ってくれるお客さんとあなたのあいだに、2ステップを挟みます。
・実際に青汁を購入するお客さんのアクセスを集め ・そのお客さんにアフィリエイトリンクを踏んでもらう ・そうやって広告主のサイトに送客して決済してもらう |
仮に、こうしたプロセスを経て、今日の売上分としてASPの管理画面上に成果が発生したとしても、それが実際にアフィリエイト報酬として振り込まれるのは、1ヶ月〜2ヶ月先。
こういった前提を踏まえると、仮にあなた自身が手数料を支払ったとしても、その支払いサイクルを短くすることは、なかなか困難であると分かります。
アフィリエイトはキャッシュフローの考え方が重要
ただし、この
・入金までのサイクルをなるべく早めようとする考え方 ・支払いのサイトを短くしようとするアプローチ |
こういった取り組み自体は、全く間違っていません。
実際、即金性の無いアフィリエイトの場合、やり方次第で、その資金繰りがどんどん厳しくなってしまうケースも考えられます。
そのため、この考え方やアプローチは非常に重要となります。
仮に、SEOなど、検索エンジンからの流入経由で実質無料でアクセスを集めることができているのであれば、まだ即金性の無いアフィリエイトでも問題無くビジネスを回せるのかもしれません。
しかし、例えばPPC広告などを駆使するなど、広告費を支払って、お金を出してアクセスを買いながら集客している場合。
・広告費だけが先出しでどんどん出て行く ・一方で、実際に報酬が入金されるのは2ヶ月後 |
こういったケースがほとんどです。
そのため、ある程度まとまった資本が無い状態でスタートしてしまえば、会社の体力(資金)が持たずに資金ショートしてビジネスが終わってしまう、といったケースも考えられます。
せっかく素晴らしい投資先を見つけたとしても…
この辺り、キャッシュフローを勉強してみると、非常に分かりやすいですが、
・自分が支払うお金が先出しでどんどん出て行く ・一方で、投資に対するリターン(入金)は必ず2ヶ月後以降 |
PPC広告を使ったアフィリエイトに限らず、こういったビジネスをやろうと思えば、
・規模を拡大すればするほど、資金繰りが厳しくなる ・思うようにアクセルを踏み込めず、スケールしにくい |
こういったデメリットを避けて通ることはできません。
実際、PPC広告を使ってアフィリエイトをしていると
・広告費を投入すればするほど売れる商品が見つかる ・あるいは、費用対効果の高い広告枠が見つかる |
時に、こうしたチャンスを掴めることがあります。
ビジネスをやっているものとして、こうしたチャンスを掴むことができれば、今度はどんどん資金(広告費)を突っ込んでいきたいところ。
ただし、せっかく素晴らしいリターンで資金を投入(投資)できる先を見つけたとしても、そこから得られる報酬が2ヶ月後以降となってしまうと、
・なかなか投入できる資金を増やせない ・すぐに投入できる資金が底をついてしまう |
こういった状況を招いて然るべきです。
組織化しているSEOアフィリエイターも同じです
これはPPC広告を使って集客するケースだけでなく、しっかり法人化(組織化)して、事業レベルでSEOからの集客をしているアフィリエイターにも同様のことが言えるかもしれません。
・法人化して、オフィスを借りている ・組織化して、多くの従業員を雇っている ・中古ドメインやサーバーもどんどん購入している |
事業レベルでアフィリエイトをやろうと思えば、仮にSEOという集客方法を選んでいたとしても、こうした固定費が重なっていくことを避けて通ることはできません。
・アフィリエイトサイトの作り込みに投資をしたい ・しかし、目に見えてリターンとして戻ってくる(アフィリエイト報酬が得られる)までに、必ず2ヶ月以上の時間がかかる |
こういった前提を踏まえると、その投資判断も非常に慎重にならざるを得ません。
そのため、
・どこかで売上や利益が頭打ちになりやすい ・ビジネスがスケールしていきにくい |
こういった状態になってしまっているアフィリエイター(やその法人)は数多くあります。
こうした状況を打破して、資金繰りを改善していく方法としては、
・併行して、即金性のあるビジネスも作っていく ・あるいは入金までのサイクルを短くできるよう努力する |
こうした方法が考えられます。
即金性の高いビジネスや、ASPを介さない取引を
アフィリエイトサイトの構築で培った知識やノウハウを活かして、新規事業として即金性のあるビジネスを作っても構いません。
あるいは、既にアフィリエイトである程度成果を出しているのであれば、
・ASPや広告主に相談してみる ・もっと入金や承認サイクルを短くできないか交渉する |
こういった方法も考えられるかもしれません。
ただし、こういった交渉をするためには、広告主やASPにとって、あなた自身が重要なアフィリエイターである必要があります。
もちろん、成果がほとんど無い状態でこうした交渉は難しいことであるとご理解下さい。
また、別のよくあるご質問でも紹介しましたが、アフィリエイトのプログラム(案件)によっては、ASPを介さず、広告主と直取引をするという方法も考えられます。
もちろん、ASPを介さなければ、
・間に挟むステップが短くなるので入金サイクルも早まる ・余分にかかっていた仲介手数料をカットできる |
こうしたメリットがあります(ASPが間に入ることで得られるメリットもあるので、この辺り、慎重に判断する必要があります)。
参考にしてみて下さい。
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