なぜアフィリエイトは1万円の商品に7,000円もの報酬を支払うの?販売者のメリットは?
アフィリエイトの案件には、商品代金1万円のうち報酬が7,000円を超えるような商品も存在します。商品代金の7割近くをアフィリエイターに支払ってまで売ってもらう販売者のメリットっていったい何ですか?そもそも売れない商品だが、報酬を魅力的に見せることで、ブログやサイトで紹介させ、被リンクを得て、SEO効果を狙うといったことなのでしょうか?そのカラクリがどうなっているのか、イマイチ分かりません。 |
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高い報酬が設定されている商品のほとんどは新規の顧客リストを獲得することを目的としたフロントエンド商品。こうした客付けをしてもらう商品の販売では、原則として商品代金の100パーセントに近い報酬(あるいはそれ以上)を支払うことが基本だからです。 |
なぜ1万円の商品に7千円もの報酬を支払うのか?
まず、「そもそも売れない商品だが、報酬を魅力的に見せることで、ブログやサイトで紹介させ、被リンクを得て、SEO効果を狙うといったことなのでしょうか?」とのことですが、こういった可能性は、まず考えられません。
むしろ、
・なるべく多く売れることを期待している ・1人でも多くのアフィリエイターに紹介して欲しい |
こういった点から、これだけ高いアフィリエイトの報酬設定をしているわけです。
では、なぜ1万円の商品に7,000円ものアフィリエイト報酬を支払うのか。
これは非常にシンプルで、別のよくあるご質問「自社ネットショップに他社商品の掲載。マージンはどれくらいもらうべきですか?」の中でも紹介しましたが、
客付けをしてもらう場合は、原則として商品代金の100パーセントに近い報酬(あるいはそれ以上を)を支払う提携にすることが基本だからです。
この商売がどう成立しているか疑問に思うのが普通
「アフィリエイトの案件には、商品代金1万円のうち報酬が7,000円を超えるような商品も存在します。商品代金の7割近くをアフィリエイターに支払ってまで売ってもらう販売者のメリットっていったい何ですか?」とのことですが、
1万円の商品を販売して、そのうちの7,000円をアフィリエイト報酬として支払う。
差し引きで3,000円の利益しか手元に残らないわけですから、確かにこんな商売がどうやって成り立っているのか疑問に思うのが普通です。
どんな商品やサービスを提供しているのかにもよりますが、仕入れや原価がかかるビジネスであれば、利益はほとんど残らない計算になります。
例えば、
・一回こっきりのお客さんを追いかけるビジネス ・一生に一度使うかどうかというビジネス |
などなど。
こういったビジネスで生計を立てている場合、1人のお客さんが1万円の代金を支払って、それに対して7,000円の広告費を支払っていれば、事業として、まず成り立ちません。
それは『客付けをしてもらうためだけの商品』です
一方で、これが一回こっきりのお客さんではなく、
・その後も何回もリピートしてくれる ・提案次第で、いくらでも追加で商品を買ってくれる |
こういったビジネスモデルの場合はどうでしょうか?
例えば、1万円の代金に対して7,000円のアフィリエイト報酬を支払って客付けをしてもらう。
もちろん、1回目の取引は3,000円しか儲かりませんが、その後、リピート購入してくれるようなビジネスであれば、2回目以降の取引は広告費ゼロ。
2回目以降も1万円の代金を支払ってもらうことができれば、以後は代金のほとんどを利益としていくことができます。
同様に、月額課金制のビジネスの場合でも、初月の月額1万円のうち7,000円をアフィリエイターに報酬として支払っても、2ヶ月目以降も月額1万円が貰えれば、その後は毎月充分に利益を出していくことが可能となります。
濃いお客さんだけを市場から抽出することができる
こういった極端にアフィリエイト報酬が高い商品は、フロントエンドとバックエンドの構造で言うところのフロントエンド(顧客を集めるためだけの)商品。
言い換えれば、『客付けをしてもらうためだけの商品』とも言えます。
フロントエンドでは、多くのアフィリエイト報酬を支払うために薄利か収支トントン、あるいは少しの赤字を出しながら集客をする。
一方で、フロントエンド商品の購入後に、リピート購入やバックエンド(利益を出す)商品の購入を促すことで、しっかり利益を確保できるようにする。
これがフロントエンドとバックエンドの構造です。
また、商品単価1万円と言えば(商品やサービスのジャンルにもよりますが)、冷やかしで買おうとする人は、まずいない価格帯。
どんな商品やサービスを提供していようと、これくらいの商品単価を設定すれば、
・それなりに悩みが根深い人 ・商品やサービスへの本気度が高い人 ・ある程度、気合いが入った人 |
こういった人以外は、基本的に購入しません。
そのため、いわゆる濃いお客さんだけを市場から抽出できるとも言えます。
ビジネスは、より盤石なものになっていきます
そうやって、仮に目先は3,000円しか儲からなくても、本気度の高いお客さんだけを集めることができる。
こういった状況を作り出すことができれば、
・抱える悩みを、さらに解決できるサービスをオファー ・より高度なニーズに応える商品の提案 ・繰り返し、効果を実感できる定期コースの案内 |
などなど。
フロントエンド商品の購入者の中から、一定数のお客さんにバックエンド商品やリピート商品を購入してもらうことができます。
例えば、フロントエンド商品の購入者のうち、その中から、5パーセントの人がバックエンド商品を買ってくれる。
こういった場合、100人のお客さんにフロントエンド商品を購入してもらえば、その中から5人のお客さんがバックエンド商品を購入してくれることになります。
仮に、フロントエンド商品の販売では1件辺り3,000円×100人=30万円しか儲からなくても、単価5万円のバックエンド商品を販売すれば、5万円×10人=50万円で、トータルで80万円の利益。
100人のお客さんを集めて80万円の利益ですから、顧客単価にすると1人あたり8,000円程度の儲けになる。
こういった構図が出来上がります。
実はビジネスのキモの部分を正しく理解している
もちろん、
・その客さんが、その後も繰り返し商品を買ってくれる ・バックエンドを買わない95人も、別の商品を買ってくれる |
こういった状態を作り出すことができれば、どんどん利益を積み重ねていくこともできます。
また、アフィリエイターが新規のお客さん(顧客リスト )をどんどん流してくれるため、そういったお客さんが自社の顧客リスト(ハウスリスト)にどんどん蓄積されていく。
ビジネスは、より盤石なものになっていくと言えます。
フロントエンドとバックエンドの構造が理解できないうちは、
・1万円の商品のうち7,000円がアフィリエイト報酬 ・差し引きで3,000円の利益しか手元に残らない |
こういったビジネスをやることは、狂気の沙汰にしか思えません。
しかし、フロントエンドとバックエンドの構造を正しく理解すると、フロントエンド商品の販売において
・商品代金と同等か、それに近い報酬を支払う ・あるいは、商品代金以上の報酬を設定している |
こういった会社(広告主)は、実は『ビジネスのキモの部分を正しく理解している』ということに気付かされます。
アフィリエイト報酬が極端に高騰している理由とは
マーケティングやセールスの流れを作りこんでいくうえで、一番難易度が高く、一番価値がある部分が集客の部分。
新規のお客さん(顧客リスト)を獲得していくことです。
この新規集客ができる人(会社)は、決して多くないため、集客力や販売力があって、新規のお客さんをどんどん獲得できるアフィリエイターには、
・様々な企業から、様々な魅力的なオファーが舞い込む ・自社の商品を売って欲しいという相手が列をなして並ぶ |
こういった状況にあります。
需要と供給でいえば、新規集客をして欲しいという需要に対して、それに応えられる実力のあるアフィリエイターの数(供給)は圧倒的に不足しているわけです。
もちろん、需給のバランスが傾いている状況で、新規集客をお願いしたい企業(広告主)やASPも、より魅力的なオファーで自社の商品を販売してもらおうと躍起になっています。
そして、自社のアフィリエイトプログラムを魅力的にみせる手っ取り早い方法が報酬を高くすることであり、そうした現状が、商品代金に対するアフィリエイト報酬の高騰を生んでいるとも言えます。
参考にしてみて下さい。
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