副業で無在庫販売も入金までに20日のタイムラグ。資金繰りが厳しい。どう改善すれば?
副業で無在庫販売をしています。受注後に商品の仕入れを行いますが、実際は仕入れ代金を支払ってからお客様の入金までは20日ほどのタイムラグがあります。そのため、どうしても表面的には利益が出ていても、実際は手元資金が苦しいといった状況が続いています。金額的には決して大きくありませんが受注もできているため、現在はクレジットカードでなんとかやり繰りしています。ただ、なかなか上手くいかず、どうしたものかと悩んでいます。この状態で、ビジネスを上手く回すコツ、改善方法などありますでしょうか? |
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一つアドバイスするとすれば、資金の流れや回転率を見える化、視覚化することです。参考にしてみて下さい。 |
資金の流れや回転率を見える化、視覚化すること。
「ただ、なかなか上手くいかず、どうしたものかと悩んでいます。この状態で、ビジネスを上手く回すコツ、改善方法などありますでしょうか?」とのことですが、一つアドバイスするとすれば、資金の流れや回転率を見える化、視覚化することです。
転売というビジネスは確かに簡単に稼げるのも事実です。しかし決して全ての要素が簡単というわけではありません。凄く難しいパートがあるのも事実です。転売における難しいパート。それがまさに、この資金繰りの部分と言えます。
無限に資金を調達できる。手元資金が1億円程度ある。こうした状況ではあれば話は別です。一方で、例えば手元資金が仮に1,000万円あったとしても、なかなかキツいのがこの転売ビジネス。
そして、多くの人を苦しめる(悩ませる)要因が「会計が分からない」というものです。
利益額も重要。それ以上に回転率はもっと重要。
別のよくあるご質問でも紹介しましたが、会計知識を付けることで物販ビジネスのキモがどこにあるのか理解できます。
一方で、会計の知識が無い、理解できないために転売やせどりを始める初心者の多くが「売上が上がっているのに、手元資金(キャッシュ)が無い」というキャッシュフロー、資金繰りのワナや壁にぶち当たります。
利益が出ているのか、それとも出ていないのか。単純に販売額から仕入れ値を引いてその差引が利益だと思っているかもしれません。しかしその考え方では、間違いなくキャッシュフローの問題にぶつかります。必ずそこに回転率という要素を考慮する必要があります。
別のよくあるご質問で、せどりや転売に限らず、モノを仕入れて物販をするビジネスでは、利益額ももちろん重要ですが、それ以上に高回転率な商品を選ぶことが非常に重要、という話をしました。まさにこれは会計の理解を深めるとよく分かることです。
BSとPLとCF。三つの連動を知ることで改善を。
こうした資金の流れや回転率を見える化、視覚化することが物販ビジネスにおける一つのポイント。そのためにも
・BS(バランスシート)や資産状況が今どうなっているのか。 ・連動してPL(損益計算書)がどうなっているのか。 ・さらに連動してCF(キャッシュフロー)がどうなっているのか。 |
こうしたことを全て見える化していく必要があります。この見える化をすることによって、
・本当にこの商売がイケるのかが見えてくる。 ・受注が入っていても、回転率が悪ければどこかで資金がショートすることが分かる。 ・何ヶ月後に資金調達をしなければならないのかが、ピンポイントで分かる。 |
といったことにつながります。
会計学は商売における人間の最大の発明。
ただし、勘定科目を仕訳するなど高度な知識が求められるわけではありません。BSとPLとCF。この三つの連動を理解できることが大切です。簿記3級レベルで構わないので、この知識を導入することで今の物販ビジネスでボトルネックとなっている部分を解消することにつながります。
参考にしてみて下さい。
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