Amazonに1万点ほど無在庫出品する方法。本当に売れるの?管理も大変じゃない?
せどりやAmazon輸出に関する本を読んでいると、海外Amazonなどのプラットフォームにランダムで1万点くらいを無在庫出品する方法を見つけました。ただ、本当にこんな方法で商品が売れるんでしょうか?管理も大変だと思います。こういう感想を抱く時点で私は何か間違っていますか? |
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こういった方法は、ある程度限界があります。あまりオススメできる方法でもありません。それよりも売れる商品をピンポイントで絞ること。フロントの商品なので、100商品でも1,000商品でも、なるべく少なくて構わないので数を絞ること。確実に1日3〜5個など、しっかりと売れるものを登録していくこと。仮に無在庫出品する場合でも、こういった出品方法を取るほうがずっと賢明です。 |
この出品方法は全くオススメできる方法では無い。
「海外Amazonなどのプラットフォームにランダムで1万点くらいを無在庫出品する方法を見つけました…」とのことですが、いわゆる無在庫販売(出品)と呼ばれるものだと思います。
・海外のプラットフォームに1万点など大量に商品を登録(出品)する。 ・その後、売れたタイミングでどこかのショップから買ってきて転売する。 |
確かに理論上は成り立つ方法かもしれません。しかし、こういった方法は、ある程度限界があります。あまりオススメできる方法ではないので注意が必要です。
例えば、この方法も誰もそのやり方を実践していないうちは確かに稼ぐことはできたかもしれません。しかし、書籍という形で大勢の人の目に触れている以上、皆が同じようなやり方で商品を大量出品してくることが考えられます。
そうなれば当然、差別化をするのは難しく、利益の乗せて商品を売るのも難しくなります。
様々なリスクが内包し、得られるリターンも僅か。
また、こういった大量出品の多くはプログラミングされたツールを使って行われます。プログラミングで出品すれば1万点の商品登録が5〜10分の作業だけ、ということもあります。そのため、本格的に大量出品している人は、それこそプログラミングツールを使って何百万商品を登録する場合もあります。
ランダムで大量に無在庫出品する方法は、言わば「数うちゃ当たる」の戦法です。登録数で勝負しなければならない以上、いくら1万点出品したとしても、本格的にプログラミングツールで大量出品してくる人には敵いません。
また、現在Amazon.co.jpの商品数は、Amazon出品(出店)サービスとAmazon小売部門とを合わせて5,000万点におよぶ品揃えとも言われています。海外Amazonともなれば、その数はさらに多くなります。その中で、いくら1万点を出品しようとも、なかなか商品自体を見つけてもらうことも難しいのが現状です。
また、仮に運良く商品を買ってもらうことができた後も
・売れるまでのあいだに仕入先の値段が高騰してしまう。 ・大量出品時点では出ていた利益が、販売時には赤字になってしまう。 |
こういったこともざらです。
加えて、こういったやり方はいわゆるロングテール狙いの方法です。2〜3年間かけて1個売れるかどうかの商品を見つける方法でもあります。もちろんそれだけ回転率の悪い商品では、いくら利益が出ても、かなりの商品数(種類)を確保できなければ、ビジネスとして成立させることはできません。
売れる商品をピンポイントで絞ることが重要です。
ざっくばらんな話をすれば、こうした方法はリスクも多く、あまりオススメできません。
それよりも、売れる商品をピンポイントで絞ることが重要です。
・出品するのはあくまでフロントの商品。100商品でも1,000商品でも、なるべく少なくて構わないので数を絞ること。 ・確実に1日3〜5個など、しっかりと売れるものを登録していくこと。 |
仮に無在庫出品する場合でも、こういった出品方法を取るほうが賢明です(ただし例えば5個だけなど極端に数が少なすぎても意味が無いので注意が必要です)。
1商品だけで1日300個売れるものもあります。
実際、私のコンサル生が取り扱う商品には、1商品だけで1日300個売れるものもあります。プラットフォーム上のランキングにも反映されないため、ライバルに情報を与えることなく、回転率よく商品を売り続けることができます。
そういった商品を見つけることができれば、それだけで1日300個売れるわけです。無駄に1万個を無在庫出品して管理することよりも、ずっと賢い方法と言えます。
ただし、ここで勘違いしてほしく無いのは、無在庫出品自体が悪ではないということ。無在庫出品もやり方次第で効果的な手法になるということです。
例えば、別のよくあるご質問でも紹介しましたが、縦堀、横堀、時間軸といったリサーチ方法で「価格差が出て、売れるかもしれない商品候補」を見つける。その上で、
テスト販売的に
・実際にプラットフォームに無在庫出品してみる。 ・市場からフィードバックを得ながら、本当に売れるかどうかを見極める。 |
こういった無在庫出品のやり方は効果的です。要するにその使い方が重要だということです。
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