米国輸出ビジネス。品質の良い日本の家電で勝負したい。独自HPで無在庫販売を予定。
米国への輸出ビジネスを考えています。個人輸出で日本の家電を輸出。日本の家電は製品も良いので勝負できるのでは?と考えています。まずは海外用に自分でホームページを作成。まずは無在庫でリスク無しでやろうと思います。どうでしょうか。アドバイスお願いします。 |
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いきなりネットショップやホームページで販売しようとする行為は、ビジネス的にもかなり難易度が高いこと。まずはAmazonなどの集客力もブランド力もあるプラットフォームの活用からスタートすることは非常に有効です。参考にしてみて下さい。 |
ホームページを作ること=売れることでは無い。
「まずは海外用に自分でホームページを作成…」とのことですが、ホームページやネットショップを作ること=商品が売れることでは決してありません。ホームページを作った後に、どうやって海外の人に認知してもらうのかが非常に重要となります。
これは別のよくあるご質問でも紹介しましたが、ネットショップやホームページを立ち上げることは、オフラインの世界で言えば、誰も住んでいない北極のど真ん中に自販機を置くようなもの。あるいは誰も通らない砂漠のど真ん中に店舗を建てることと、本質的には何ら変わりません。
・その存在に気付いてもらえない。 ・認知させることができない。 |
こういったホームページやネットショップは、そこに何も無いのと変わりません。「まずは無在庫でリスク無しでやろうと思います…」とのことですが、リスクがうんぬんの前に、そもそもお客さんが来なければ何も始まりません。
いきなりネットショップやホームページで販売しようとする行為は、ビジネス的にもかなり難易度が高いこと。最初から独自ネットショップ(やホームページ)を立ち上げて軌道に乗せるのは決して容易いことでは無い、ということをどうかご理解下さい。
まずは集客力もブランド力もある販路でスタート。
そういう意味で手始めに、まずはAmazonなどの集客力もブランド力もあるプラットフォームの活用からスタートすることは非常に有効です。
Amazonやその他のプラットフォームを使う最大のメリットは、既に集客が終わっているという点。
オフラインの世界で言えば、すでに集客力があって人がごった返している。そういった大きなショッピングモールやフードコートに出店するようなものです。
・既に多くの人が集まっている場に自分の商品を並べられる。 ・売れた後に手数料(場代)を支払うだけで、モノが売れる。 |
これは、これからビジネスをスタートしようという人にとって大きなメリットです。広く認知されブランド力もある。そんなプラットフォームの集客力や信頼感、ブランド力を借りてビジネスをスタートさせることができます。
販路から自社のホームページへの導線を引くこと。
そういったプラットフォームでお客さんを捕まえることができたら、今度はクローズドな関係性を築く工夫をすること。
「実は私、◯◯というホームページ(ネットショップ)も運営しているんです」、といった具合に自社のホームページへの導線を引く。こうしたやり方であれば、商品の販売実績を積み重ねながら、自社の顧客リストも増やしていくことができます。
いきなりホームページや独自ネットショップを作ろうと思わないこと。流れとしてはまずはプラットフォームで販売→独自ネットショップへ誘導が基本です。
また「個人輸入で日本の家電を輸出。日本の家電は製品も良いので勝負できるのでは?と考えています…」とのことですが、これもコンセプトとしては弱い、というのが正直な感想です。
アメリカであればソニーやキャノンなど日本製品もAmazonで購入することができます。今のままのコンセプトだと、輸出ビジネスとしての存在価値も薄く、差別化もしにくいビジネスです。また、日本製品は電圧やコンセントなどの問題もクリアにしなければなりません。法律やルールもしっかりクリアしたうえでビジネスができるかどうか。この点もクリアにしてから家電の輸出をするのがオススメです。
参考にしてみて下さい。
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