クレジットカード仕入れでBUYMA輸入転売。月収100万円に。でも資金繰りが厳しい。
先日、10年以上勤めた会社を辞め独立しました。サラリーマンを辞める前からネットビジネスに取り組んでおり、半年前くらいから月に30万円前後の利益。ここ1〜2ヶ月は月70万円程度の利益が出るところまで来ました。今月は単月で月の利益100万円を超える予定です。ただ、利益は順調に伸びているものの資金繰りの壁にぶち当たっているところです。基本的にクレジットカードで海外から仕入れて、国内のBUYMAで販売するという流れです。利益の増加に応じて、仕入れ金額や毎月のカード請求も増え、資金繰りはかなり苦しいです。成果はついてきているので資金繰りさえ解消すれば稼ぎを伸ばせると思います。こうした状況で何かアドバイス頂ければと思います。 |
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毎月の売上を伸ばしていくことに面白みを感じるのはよく分かります。しかし、既にリスクヘッジをしなければならない段階まで来ていることも、よくご理解下さい。参考にしてみて下さい。 |
このビジネスの最大の欠点は販路の部分にある。
「成果はついてきているので資金繰りさえ解消すれば稼ぎを伸ばせると思います。こうした状況で何かアドバイス頂ければと思います…」とのことですが、一見順調に見えるビジネスも一瞬で地獄に堕ちてしまうリスクがあります。注意が必要です。
このビジネスの最大の欠点は販路の部分。「国内のBUYMAで販売するという流れです…」の所です。
仮に今のビジネスにおいて、売上のほとんどが
・自分自身で作った独自ネットショップ経由で上がっている ・自分でつかまえて、コツコツ積み重ねた自社の顧客リストから上がっている。 |
こういったケースであれば素晴らしい話です。ビジネスは盤石なものになりつつあると言えるでしょう。
しかし、今回のケースはあくまでBUYMAという販路に依存して売上が上がっている状態。
何を売っているのか、どういった方法で売ってるのか分かりませんが、何らかの理由で
・BUYMAにアカウントを止められてしまう ・あるいはアカウントそのものを消されてしまう |
こういったことがあれば全てが終わってしまうビジネスである、という点もよく理解しておく必要があります。
このビジネス最大の欠点は、BUYMAに依存して売上を作っていること
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BUYMAのアカウント停止で全てが終わってしまうビジネス
アカウント停止で全てが終わってしまうビジネス。
別のよくあるご質問でも紹介しましたが、クレジットカード仕入れで資金をやり繰りする。この方法も一つのやり方ではあります。
しかし、クレジットカードで資金をやり繰りすると言っても、結局は借金をしながら何とかまわるビジネス。
しかも、BUYMAという『売れる販路』が確保されていることが、このビジネスを何とか成立させる最大の要素です。
では、いざBUYMAという販路が絶たれたら、そのビジネスはどうなるのか?といえば、やはりなかなか厳しいものがあります。
もちろん商品をさばくキモの部分を失うわけですから、そのビジネスは一瞬にして終わってしまいます。
クレジットカード仕入れをメインにビジネスをしていれば、
・仕入れた分の在庫を現金化することができなくなる ・クレジットカードの請求額(借金)だけが残る形になる |
こういった事態を招いてしまいます。
今使っている販路(プラットフォーム)が未来永劫使えるわけではない、というリスクをしっかりと考える必要があります。
500万円だけが借金として残る可能性も…
クレジットカードを使った転売ビジネスは、ビジネスが拡大すればするほど、クレジットカードでの仕入額が増え、この多額の借金を背負うリスクが高まります。
実際「利益の増加に応じて、仕入れ金額や毎月のカード請求も増え、資金繰りはかなり苦しいです…」とのことですが、手元資金が残らない今の状況はかなり危ういと言えます。
利益が30万円、70万円、100万円と増えていっているということは、イコールで入ってくるお金を全て仕入れにまわしていることを意味します。
確かに「今月は単月で月の利益100万円を超える予定です…」とのことですが、月の利益100万円ということは、
・利益率20パーセントと仮定して売上で500万円ほど ・そのうち仕入れで400万円ほど |
このまま拡大していけば、直に仕入れ金額も500万円を上回ってくると思います。
この状況でBUYMAのアカウントが消されてしまえば、仕入れ金額の500万円だけがマイナス(借金)として残る可能性も考えられます。
クレジットカード仕入れの状態で販路を失ってしまえば、仕入れた在庫を現金化できず、借金だけが残る形に…
BUYMA以外の販路拡大をする方法を考えること。
こういった状況で大切なのは、別のよくあるご質問で紹介しましたが、BUYMA以外にも自分の販路をもう少し拡大する方法を考えること。既存のお客さんともっと繋がりをもって定期的に買ってもらう流れを作ることです。
・なぜ今商品が売れているのかを分析して、独自ネットショップを作っていくこと ・プラットフォームで出会ったお客さんをネットショップに引っ張っていって一期一会の関係にしないこと ・しっかりとつかまえてクローズドな関係性を築くこと |
もちろん、売上を伸ばしていくことに面白みを感じるのはよく分かります。
しかし、既にリスクヘッジをしなければならない段階まで来ていることも、よくご理解下さい。
BUYMAだけで売上を伸ばすのではなく…
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BUYMA以外の販路拡大をしっかり考える
コントロールの効かない場で上手く波に乗ってる?
また「資金繰りさえ解消すれば稼ぎを伸ばせると思います…」とのことですが、
資金繰りのツールとしてクレジットカード(の信用枠)を使いたい場合は、別のクレジットカード会社で審査に申し込む。あるいは信頼ある担当者を通すことによって、その上限や限度額を大きくしていくこともできます。
また、しっかりと法人化して事業計画書を作ること。そうやって国が優遇するような低金利の公的融資を受けることも可能です。
加えて、本当に魅力的なビジネスを構築できそうであれば、親類縁者を口説いてまわるというのが一番簡単な資金調達方法でもあります。
ただし、相手が誰であれ資金調達する際には、やはりBUYMAが無くなった場合のリスク。BUYMAに頼らない販路拡大方法について聞かれるでしょう。
この時、プラットフォームに頼らないビジネスが構築できる、あるいはこれから構築する明確なプランがあれば資金調達のプレゼンも強力になります。
今、単月で生まれている100万円の利益は、結局、自分自身のコントロールの効かないところで、上手く波に乗れているだけ。そういう可能性も大いに考えられます。
一方で、しっかりと自分自身でコントロールが効く場を作り出していくこと。作り出した自分の場から100万円の利益があがるようにしていくこと。これが非常に重要です。
参考にしてみて下さい。
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