予算50万円。ネットショップ開業出店。どうやって進めていけばよいか教えて下さい。
実家が商売をやっています。その手伝いである商品をネット販売することになりました。ネットショップでの販売も営業活動も全てが初めてです。ひとまず楽天やヤフーストアへ出品するための資料請求まではしました。これからどうやって進めていけばよいかアドバイス下さい。ちなみにネットショップを出す予算として50万円ほどを確保しています。 |
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既にある程度認知された商品を扱うのか。あるいは認知されていない商品を扱うのか。どちらかによって戦略は異なります。参考にしてみて下さい。 |
その商品はお客さんにどれほど認知されているか?
もう既に商品は決まっている。そのうえで「これからどうやって進めていけばよいかアドバイス下さい…」とのことですが、ここでポイントとなるのは、その商品を買うお客さんの姿は見えているのか?という点です。
見込み客になり得るお客さんが何に一番興味を持っているのか。お客さんの頭の中をリサーチする必要があります。
自分の売りたい商品が既に認知されたもの。お客さんが既に興味があるものであれば、その商品をど真ん中で出して(そのキーワードを中心とした)ネットショップを作れば売れるでしょう。
一方で、その商品自体があまり認知されていない。こういった周辺商品を扱う場合は、興味がある商品からズラしていく作業が必要となります。
まずはど真ん中の商品を販売。そこからズラす。
例えば、オリジナル商品として開発したMacBook Airのアクセサリーを売りたい場合。
・いきなりMacBook Airの電源やケースを売る。 ・ノンブランドであるオリジナル商品の電源やケースを全面に出す。 ・アクセサリーを直で売るネットショップを作る。 |
こうしたネットショップを作っても、お客さんは全く来ない可能性があります。
一方で、まずはど真ん中のMacBook Airを販売する。そこからずらして
「MacBook Airを使ううえでこんなに便利な電源があるんだ」 「MacBook Airを入れるこんなカッコいいケースがあるんだ」 |
そう思ってもらう。MacBook Airを買ってくれたお客さんに、クロスセルでオファーしていくことで、まだ認知されていない周辺商品も売れる可能性が広がります。
既に認知されている商品を扱うのか。それとも、まだ認知されていない商品を扱うのかで戦略は大きく異なります。
まずはお客さんを惹きつけ、購入者リストを構築。
「ある商品をネット販売することになりました…」とのことで、仮にこの商品がまだお客さんに認知されていない場合であれば、必ずフロントエンド(顧客リストを集めるための)商品を用意する必要があります。
・フロント商品として、既に売れるもの、すぐに欲しいと思うものを販売する。 ・赤字でもいいから、プレゼントぐらいの勢いで最安値で販売する。 ・まずはお客さんを惹きつける、購入者リストを構築していくこと。 |
そうやってフロント商品を購入してくれたお客さんに対して、バックエンド(利益を出す)商品として、自社商品をオファーしていく。この流れが基本です。
初期費用のほとんど全てが、広告費で消えていく。
また「ネットショップを出す予算として50万円ほどを確保しています…」とのことですが、
別のよくあるご質問でも紹介しましたが、前提として「ネットショップを作ること自体」はそれほどお金がかかりません。BASEやEC-CUBE、カラーミー、おちゃのこネットなどのサービスを利用すれば、それこそ無料か数百円程度で、ネットショップのハコだけは作ることができます。また、素材となる写真もスマホと写真を加工できる無料のツールで十分に事足ります。
そのため、これも別のよくあるご質問で紹介しましたが、初期費用50万円のうちほとんど全てが広告費で消えていくことになります。
広告費の使い方、分配の仕方が通販ビジネスの肝。
この広告費の使い方、資金の割り振り、分配の仕方が通販ビジネスのキモとなります。
例えばど真ん中のメルマガ広告を買う、バナー広告を買うといった方法もありですが、これは結局、数で勝負する場合の戦い方。
仮に私が同じ状況に置かれているのであれば、前述のように
・既にみんなが欲しいと思っている商品をフロント商品に持ってくる。 ・50万円を使ってそのフロント商品を販売してリストビルディング(構築)をする。 |
といったことを行います。
小テストを繰り返して顧客リストに転換していく。
いきなり売りたい商品を全面に出して露出や配信面の広い広告にお金をかけても、アクセスしか集まらない。売りたい商品が全く売れないということもあります。
それであれば、50万円をかけて何らかのフロント商品を買ってくれた人のリストを集めること。50万円を全て自社の購入者リストに全て転換できるほうが、より賢明な広告費の使い方と言えます。
この50万円が増えるか増えないかは、まさにこういった使い方によります。
ど真ん中のバナー広告やメルマガ広告だけでなく、まずは自社の商品を買うであろう人をつかまえているところに広告を出すこと。小さくテストを繰り返して効果的に顧客リストに転換していく流れがオススメです。
参考にしてみて下さい。
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