輸入転売ビジネス。卸契約や代理店契約で4割引きで仕入れる話を聞きました。

「とある輸入転売ビジネス系の無料動画を見ていて、卸契約や代理店契約を獲得して4割引きで仕入れという話を聞きました。こんなことは本当に起こりえるのでしょうか…」とのことですが、

確かに「卸契約」や「代理店契約」、「4割引き」という言葉は魅力的に思うかもしれません。しかし、実態はそこまで甘くないということを正しくご理解下さい。

まず「こんなことは本当に起こりえるのでしょうか…」とのことですが、こういった無料動画の多くは、

こういった可能性も大いにあります。

これはアフィリエイトの情報発信において、「この塾に入った人には、月収1千万円稼ぎました」は、厳密に言うと「月収1千万円稼いだ人“も”います」という意味であることと似ていると言えます。1,000人中1人だけが稼いで、残り999人は1円も稼げていないというケースも多くあるため注意が必要です。

そもそも、無料動画（オファー）という時点で、それはあくまで広告。基本的に瞬間最大風速や、一番良い条件をフィーチャーしているものだということを、ご理解下さい。

また、もっと言ってしまえば、仮に代理店契約で大幅な割引ができたとしても、

こういった事実も正しくご理解下さい。

私自身、過去に化粧品の代理店契約をしていたことがあるのでよく分かります。例えば、化粧品の代理店になると小売価格の7割引きで仕入れができることもあります。これだけ見ると、どう考えても儲かりそうなものです。ただし、こういった代理店契約の多くは独占ではない場合がほとんど。

他の代理店も7割引きで仕入れているため、

こういったケースが多くあります。

ほとんどの代理店が7割引き程度で仕入れて、5割引き程度で販売している。これが代理店契約の実態です（もし儲かるなら、お金が余っている人間はバンバン卸契約や代理店契約を取るもの。それをやらないということは、それなりの理由があるのです）。

さらに言えば、別のよくあるご質問でも紹介しましたが、安く仕入れる、という戦略は個人でやろうと思えば圧倒的に不利。10個買うよりも100個買うほうが仕入れコストは安くなる。100個買うよりも1,000個買うほうが安くなる。1,000個買うよりも、1万個。1万個買うよりも10万個買うほうが安くなる。これが商売の原則です。このやり方で勝負しても、資金力があって規模の経済を働かせることのできる大企業やAmazonに敵いません。

こういった気持ちはよく分かります。

しかし、繰り返しますが、こういったモデルは大企業がやったほうが有利なモデル。個人が真似しようと思っても、なかなか厳しいものがあります。

それよりも個人レベルのビジネスであれば

こういったビジネスこそやるべきです。

「ちまちましたことをやる毎日なので、こういった一気に儲けられる話は魅力的に感じます…」とのことですが、ちまちまであっても、それを拡大していった先に、大きく稼げる状況が作り出せるとも言えます。

参考にしてみて下さい。

↓　↓　↓