某大手電子商店街(ネットモール)にネットショップの出店を検討中。どうかと思う点が。

日本でも有名な某大手電子商店街(ネットモール)にネットショップの出店を検討中です。ただし、そこに出店するとモール内で使えるポイントをお客さんに発行しなければなりません。普通に考えてせっかく自分のネットショップに来てくれたお客さんに、他店でも使えるポイントを与えてしまうのはどうかと思うのですか、こういった考え方はおかしいでしょうか?アドバイスお願いします。

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全くおかしくありません。ビジネスをしている人間として普通の考え方です。ポイントだけ発行して顧客リストとお金を取られてしまう。乱暴な言い方をすれば大手ネットモールのいい養分になってしまっているようなものです。参考にしてみて下さい。

大手ネットモールのいい養分になっているかも?

「こういった考え方はおかしいでしょうか?」とのことですが、全くおかしくありません。ビジネスをしている人間として普通の考え方です。

 確かに、この大手電子商店街(ネットモール)の場合、出店するネットショップは

・自社のショップでリスクをとってネットモール内で使えるポイントを発行する。
・そうやってまたネットモールにお客さんを戻す。

 こうした行為をしています。

 自分自身のネットショップ内で使えるポイント還元であれば、次回以降のリピート購入を促す要因となる。そのため、販促費としては全く問題ありません。

 しかし、ポイントだけ発行して顧客リストとお金を取られてしまう。乱暴な言い方をすれば大手ネットモールのいい養分になってしまっているようなものです。

いかに店舗からお金を吸い上げるかを考える所も…

 この手のモールはタクシー会社の原理と一緒です。

 一部のタクシー会社にとって、誰がお客さんかといえば、タクシーに乗っている消費者ではありません。あくまで彼らにとってのお客さんはタクシードライバー。売上に応じて高い上納金を収めてくれるドライバーこそお客さんです。

 これは大手ネットモールも一緒です。大手ネットモールにとって、誰がお客さんかといえば、モール内で商品を買ってくれる消費者ではありません。あくまで彼らにとってのお客さんはモール内に出店する店舗。売上に応じて高い出店料を支払ってくれる店舗なのです。

 あまり大きな声では言えませんが、彼らはいかに店舗からお金を吸い上げることができるかだけを考えています。そのため、仮にそうしたモールを選んでしまえば、出店した時点で大手モールの良いお客さんになってしまうようなものです。

お客さんと最初に出会えるフロントとして使う。

 別のよくあるご質問でも紹介しましたが、仮にこうした大手ネットモールや集客力があるプラットフォームに出店する場合も、あくまでお客さんと最初に出会える場。お客さんとの出会いを提供してくれるフロント(入口)でしかない、ということを理解したうえで活用することです。

 そこで出会ったお客さんとプラットフォームを介さないクローズドな関係に持ち込む努力をしない限り、いつまで経っても大手ネットモールの養分のままです。このリスクもヘッジすることはできません。

 大手のネット商店街、オンラインモールで黒字倒産するECサイトも多くありますが、これも集客を依存してしまうことで入金サイクルを握られてしまう。集客を依存してしまうことで高額な出店料(上納金とも)を支払わざるを得ない状況になっている。などまさに依存が原因と言えます。

 要は使い方です。参考にしてみて下さい。

回答者プロフィール:岩松勇人(いわまつはやと)

株式会社NIC 代表取締役。脱サラ失敗から2億を稼ぐ社長に。現在は、楽天市場、DeNAショッピング(ビッターズ)、ネットショップなど。複数の販路展開して物販事業を拡大中。


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2015-07-27 | Posted in ネットショップComments Closed