ネットビジネスで長く稼ぎ続ける人と短期的にしか稼げない人の違いは何ですか?
ネットビジネスを実践している人の中には、もの凄く稼いでいる人とそうでない人がいます。もっと言えば長く稼ぎ続ける人とそうでない人がいます。ネットビジネスで長く稼ぎ続ける人と短期的にしか稼げない人の違いは何ですか? |
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稼いでいる方法がビジネスの本質からズレているかどうか。不特定多数の人々とコミュニケーションがとれるかどうか。何かにコントロールできないものに依存しているかどうか。こういった点が両者に違いを生み出すと言えます。 |
稼ぐ方法がビジネスの本質からズレているかどうか
長く稼ぎ続ける人と短期的にしか稼げない人。両者にはあまりに多くの違いがあります。
両者に違いを生み出すもの。一つは稼いでいる方法がビジネスの本質からズレているかどうかという点です。
別のよくあるご質問でも紹介しましたが、ビジネスの原理原則として、本質からズレた方法は長続きしません。仮に本質からズレた小手先の裏ワザ・テクニックで短期的に稼いだとしても、それはあくまで一過性のもの。長期的な稼ぎにはつながりません。ブームが過ぎた後も稼げる保障はどこにも無いのです。
実際、本質からズレた方法で短期的に稼ぐ方法を教えるネットビジネスの塾やスクールは存在します。しかし、こういった場で学んで実践した人も、運良く小銭は掴むことはできても、その後その方法で稼ぎ続けることはできていません。
本質からズレた方法なのか、あるいは本質に沿った方法なのか。この違いが稼ぎ続けることができるかどうかを決めるとも言えます。
不特定多数とコミュニケーションがとれるかどうか
また、ネットビジネスに限らず、どんなビジネスでもコミュニケーションがとれるかどうかは一つのカギになります。
コミュニケーションの重要性を理解せず、自分の意見ばかりを言って、人の話を聞かない。こういった人もやはり長く稼ぎ続けることはできません。ネットビジネスのプレイヤーの中には、メルマガやブログを通じて自分が言いたいことを、ただベラベラとしゃべるだけの人がいます。しかし、そういったスタンスでいる限り、稼ぎ続けることはできません。
インターネットというツールは不特定多数とコミュニケーションがとれる媒体です。そのツールを通して
・人(顧客)の意見を聞き、抱える問題に真摯に向き合う。 |
これがネットビジネスの本質の一つです。コミュニケーションがとれるかどうかも、その人が稼ぎ続けることができるかどうかを決めると言えます。
コントロールできないものに依存しているかどうか
また、何かにコントロールできないものに依存しているかどうか。これも稼ぎ続ける人とそうでない人を分ける重要なポイントです。
別のよくあるご質問でも紹介しましたが、何かコントロールできないものに依存しているビジネスは短期的な稼ぎを作り出すことができても、中長期的な稼ぎを作り出すことができるかどうかは危ういと言えます。
・特定の商品販売に依存したビジネス。 |
これらのビジネスはネットビジネスに限らず、やはり稼ぎ続けるのは難しくなります。
例えば、オフラインの世界に存在する下請けや孫請けという仕組み。これらは基本的に発注先に依存したビジネスです。業績は外部要因に左右されやすく、発注先の判断一つでビジネスが無くなってしまうこともあります。仮に継続的に仕事を受注できたとしても、中間搾取されてしまうので取り分も少なくなります(問屋が中間搾取する問屋制度も同様の問題点があると言えます)。
ネットビジネス業界にも、ある特定の有名な人物に引き上げてもらう(依存する)ことで成立するビジネスが存在します。これも当然、脆さがあります。
「有名な◯◯さんに付いていけば大丈夫」 |
などなど。
しかし、当然ですが引き上げてもらっている人がいなくなる。あるいはその人の力が弱まってしまえば、ビジネスは成立しなくなります。こういった依存心(マインド)を持ち続ける限り、やはり稼ぎ続けることはできません。
特定のプラットフォームに依存したビジネスなのか
また、これも別のよくあるご質問でも紹介しましたが、例えば転売というビジネス一つをとっても、多くの転売プレイヤーがAmazonなど、自分ではコントロールの効きづらい特定のプラットフォームに依存したビジネスを行っています。
しかし、
・集客や販売を依存しているプラットフォームでアカウントが停止してしまう。 |
自分のコントロールが効かない何かに依存する限り、こういったリスクは避けることができません。
特にビジネスのキモである集客を特定のプラットフォームに依存している場合、そのプラットフォームが使えなくなることでビジネスそのものが成立しなくなってしまうリスクすらあります(実際に多くの人がこういったリスクを回避できず、そのビジネスを辞めざるを得ない状況になっています)。
媒体を介さないクローズドな関係に持ち込む努力。
集客力があるプラットフォームもあくまで、お客さんと最初に出会えるフロント(入口)でしかないということ。そこで出会ったお客さんとプラットフォームを介さないクローズドな関係に持ち込む努力をしない限り、いつまでもこのリスクをヘッジすることはできません。
大手のネット商店街、オンラインモールで黒字倒産するECサイトも多くありますが、これも
・集客を依存してしまうことで入金サイクルを握られてしまう。 |
などまさに依存が原因と言えます。
モールによっては、出店料として◯◯パーセント。決済ごとに◯◯パーセント。アフィリエイトシステムを使ったら◯◯パーセント。ポイントを使ったら◯◯パーセント、といった具合に、集客を依存してしまうがゆえに、そのプラットフォームの養分になっているECサイトも多く存在します。
Googleなど検索エンジンに依存した集客の脆さ。
依存という意味で言えば、Googleという検索エンジン(プラットフォーム)だけに依存した集客を行っているビジネスも同様の脆さがあると言えます。
例えば検索エンジンからSEOでアクセスを集めてアフィリエイトをする、いわゆるサイトアフィリエイト。原則としてこのモデルは自社の顧客リストが残らないため、一時的には稼げても、Googleの判断次第で中長期な目線で稼ぎ続けることができるかどうかは分かりません。
実際、サイトアフィリエイトをする人やSEO業者のほとんどがいわゆる裏技やGoogleを騙すようなテクニックでアクセスを集めています。しかし、その集客方法がGoogleに嫌われてしまえば順位は一気に落ちてしまいます。サイトアフィリエイトで月収500万円だった人が次の日には、稼ぎ頭のサイトがペナルティで順位圏外まで飛ばされてまうということはザラにあります。
東証一部に上場するリブセンスも主にSEOをメインとした集客に依存していたために、ペナルティ後にその業績を大きく落としました。これはSEOなど検索エンジンからの集客に依存する全てのビジネスが抱える脆さでもあります。
いかに“依存し続けないか”をしっかりと考える。
では、こういった大手のネット商店街、オンラインモール、あるいは検索エンジンからの集客に頼らないほうがよいか?と言えば全くそんなことはありません。重要なのは使い方であり、繰り返しますが、そこで出会ったお客さんといかにプラットフォームを介さないクローズドな関係に持ち込むか。いかに自分がコントロールが効く場に持ち込むか。その努力をするべきだということです。
例えば、私自身も大手のネット商店街やオンラインモールを活用し、アフィリエイト広告なども使ってかなりの売上を中長期的にあげることが出来ています。これは、
・ネット商店街やオンラインモールで出会ったお客さんをどうクローズドな関係に引っ張ってくるか。 |
つまり、いかに“プラットフォームに依存し続けないか”という戦略をしっかりと考えて、構築しているからです。
検索エンジンを使った集客も同様です。検索エンジン経由のお客さんといかにクローズドな関係を築くか。いかに顧客リストを構築し、自分自身でコントロールできる部分をどんどん作り出していけるか。これが長く稼ぎ続ける人とそうでない人を分けるポイントです。