よくネットビジネスで年収が月収になる。脱サラで勝ち組になるという話を聞きますが…
ネットビジネスの世界では、よく「年収が月収になりました」や「年収300万円のサラリーマンからAmazon転売で1,000万円稼ぐ勝ち組になりました」といったようなプロモーションを行ったり、ブログやメルマガを書いている人を見かけます。確かに比較すると明らかにサラリーマンをやっているのがバカらしくなります。やはりサラリーマンを続けるより、こうしたネットビジネスの世界に入るべきなのでしょうか? |
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ネットビジネスで稼ぐ額や稼いだ事実と、サラリーマンとして給与を貰うことは単純に比較できるものではないので注意が必要です。 |
単純に比較できるものではない。注意が必要です。
「やはりサラリーマンを続けるより、こうしたネットビジネスの世界に入るべきなのでしょうか?」とのことですが、
別のよくあるご質問でも紹介しましたが、自分の頭の中、もしくは手元に勝負できる(したい)コンテンツがある。あるいは、顧客と直接つながることさえできれば、喜ばれる商品やサービスがある。埋めるべき需要と供給のギャップを見つけている。
こうした状況であれば、ネットビジネスの世界に飛び込んで稼ぐことができるかもしれません。
しかし、
・ネットビジネスで稼ぐ額や稼いだ事実。 ・サラリーマンとして給与を貰うこと。 |
これらを単純に比較してしまう。その比較からネットビジネスを始めようとするのは安易です。単純に比較できるものではないので注意が必要です。
よく
・Amazon転売で1,000万円を稼ぎました。 ・サラリーマンの時の私の年収は300万円でした。 ・だから私は勝ち組です。 |
こういったロジックでプロモーションを行っている人や教材、塾などを見かけます。ただし、ざっくばらんな話をすれば、Amazon転売で1,000万円稼いだこととサラリーマンとして年収300万円を貰うことは
・そもそも単純に比較できるものではないこと。 ・比較対象が間違っているし、たとえ転売で稼いでも全く勝ち組ではない。 |
というのがビジネスをやっている人間としての本音です。
ビジネスが継続的に稼げる保証はどこにも無い。
例えば仮に年収300万円のサラリーマンであっても、本当に危うい中小企業やベンチャーにいない限り3年もすれば、単純計算で年収300万円✕3年=900万円もらえる可能性があります。大手であれば、それが5〜10年続いてもおかしくありません。
一方で、ではAmazon転売で1,000万円稼いだ方法が、今後も続くか?と言えば疑問です。よほどブランディング化や差別化され、参入障壁が築かれたビジネスならともかく、単純な転売ビジネスが継続的に稼げる保証はどこにもありません。
また、転売一本で稼いでいるプレイヤーは、サラリーマンと違って守られる存在でもありません。サラリーマンであれば会社が儲かっていなくても、社長の給与は出なくても、給与は支払われます。不当に給与をゼロ円にしたり、解雇することもできません。
売上や収入が急にゼロになるリスクは避けられない
しかし、自分自身でビジネスをやる以上、売上や収入が急にゼロになるリスク必ずついて回ります。
別のよくあるご質問でも紹介しましたが、特にAmazonなど何かコントロールできないものに依存しているビジネスは短期的な稼ぎを作り出すことができても、中長期的な稼ぎを作り出すことができるかどうかは危ういと言えます。
これはAmazon転売に限った話ではありません。Googleというプラットフォームに依存する。そこでサイトアフィリエイトで月収500万円だった人が次の日には、稼ぎ頭のサイトが順位圏外まで飛び収入がゼロ円になってしまう。こういったことはザラにあるのです。
ですから単純に比較してはいけないということ。仮にそういったプロモーションがあったとしても、そんなトリックに騙されてはいけません。
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