韓国子供服の仕入れ方法。輸入転売で安く服を仕入れる方法はありますか?ネットショップ開業予定ですが初心者&無知過ぎて困っています。

子供服を輸入転売するネットショップの開業を考えています。2つ質問です。

  • 質問1:商品の仕入れに韓国に子供服を見に行きましたが、決して値段は安くなく1着で2,000〜3,000円します。売値を考えても交通費等を含めて、あまり利益が出そうにありません。商品自体は可愛くて日本人ウケも良さそうなので仕入れたいのですが、何か安く仕入れる方法などはないでしょうか。アドバイスお願いします。
  • 質問2:韓国から仕入れた子供服は、ネットショップで販売する計画を立てています。具体的にはカラーミーなどのレンタルネットショップや楽天などを考えています。初心者なので費用があまりかからないところからと考えると楽天という選択肢は無くなるのかなと思っています。

    また、今度、別ルートで、独自仕入れ先として知り合いのエージェントさんを紹介してもらえることにもなっています。

    初心者過ぎて、どれほど仕入れるべきか、利益率はどの程度までが許容範囲なのか。また子供服と婦人服はどちらのほうが利益が出るのか、などなど無知過ぎて困っています。

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  • 質問1への回答:手っ取り早い方法としては、より上流から商品を仕入れる工夫をすること。単純な小売(誰でも買える場)で買って、小売(誰でも売れる場)で売るような、物販の枠組みを越えていくことが一つのポイントです。
  • 質問2への回答:物を仕入れて販売するという感覚がわからない段階で、作り込みが必要な楽天などの大手モールへの出店や、独自ネットショップの作成はオススメできません。まずは集客力のあるプラットフォームで小さくテスト販売すること。そうやって感覚を養うところから始めてみて下さい。

メーカーや卸で買う。仕入先を変えて安く仕入れる。

まず、1つ目の質問に関して

「商品の仕入れに韓国に子供服を見に行きましたが、決して値段は安くなく1着で2,000〜3,000円します…」とのことですが、

おそらく今考えているビジネスモデルは

  • 韓国のショッピングセンター
  • 韓国の百貨店
  • 韓国のスーパーマーケット
  • 韓国の家電量販店
  • 韓国のホームセンター
  • 韓国の個人商店

といった、いわゆる小売店と呼ばれる場所で商品の仕入れをして、それをまた小売向け(一般のお客さん向け)のネットショップヤフオクAmazonなどのプラットフォームで転売する、という流れだと思います。

今、考えているビジネスモデルの流れ


ただし、末端小売価格(※)という言葉があるように

小売店というのは、商品が製造されてから販売されるまでの流れ(物流)において、まさに末端(まったん)の存在です

末端小売価格(まったんこうりかかく)。生産者価格・卸売価格に対して、商品の流通経路における末端の価格のこと。小売価格とも。

商品が小売店に届くまでには

  • 最初にメーカー工場で商品が作られる
  • その後、日本であれば問屋。韓国であればまとめて卸している卸の会社が仲介する
  • さらに仕入れ業者や店舗との取次ぎをする仲介業者も存在する

などなど。

様々な人がそのプロセスを仲介しています


もちろん、あいだに人が入れば入るほど、

  • 様々なコスト
  • 様々な中間マージン(仲介業者などが得る利益)

が価格に上乗せされるため

物流の末端に位置する小売価格で販売される頃には、全ての経費が上乗せされた、かなり割高な価格になっています。


そのため、今回のケースのように

末端部分の小売価格で商品の仕入れをしようとすると、どうしても仕入れコストは割高になってしまいます

「売値を考えても交通費等を含めて、あまり利益が出そうにありません」

とのことですが、そういった状態になっても仕方ないと言えます。

全く同じものが400円程度で仕入れ可能な場合も

こういった状態から脱却するためにはどうすればよいか?

その一つの目のポイントは

小売価格で仕入れるのではなく、より上流のメーカーや卸から直接商品を買ってしまうこと

今考えている仕入先を変えることで、もっと安く仕入れることができます


「決して値段は安くなく1着で2,000〜3,000円します…」とのことですが

例えば、これくらいの価格帯の商品は

その原価が400円程度であることがほとんどです

そのため

  • メーカーから直接仕入れる
  • 工場から直接仕入れる

といった具合に、より上流から商品を仕入れることができれば

全く同じものが、小売価格の5〜7分の1。400円程度で手に入ることもあります


例えば、別のよくあるご質問「タオバオで仕入れて日本のAmazonで売る。この方法で大きく稼ぐことはできますか?」の中でも紹介しましたが

  • 仕入先の国(現地)で行われている展示会に行く
  • 現地まで行って、実際にコネクションを作る
  • 商品の独自仕入れルートを作る
  • アリババのようなB2Bの市場で仕入れ業者を見つける

こういった工夫は、商品をより安く仕入れるためのポイントとなります。

もっと気軽に仕入れをしたい…

ただし

「仕入先の国(現地)で行われている展示会に行く。現地まで行って、実際にコネクションを作って商品の独自仕入れルートを作る…」

こういった話を聞くと、物販ビジネスに取り組む人(とりわけ初心者の方)は、

  • 「私には、そこまで出来そうにない…
  • もっと気軽に仕入れをしたい…
  • 「現地まで行ったり、コネクションを作るのは面倒くさい…

といった感想を抱くかもしれません。


おっしゃるとおりです。

ある程度の経験値を積んだ物販の中級者〜上級者であれば、実際に仕入れ先の国(現地)へ足を運んで

  • より上流から商品を仕入れる工夫をする
  • 工場メーカーと直接つながる工夫をする
  • 日々、メーカー代理店をまわる

こういったやり方が効果的かもしれません。

では、まだそれほど経験値を積んでいない物販初心者の場合はどうすれば良いのか。

実は現地に足を運ばなくても、安い金額で気軽に仕入れができる方法というのは存在します

例えば

Googleの画像検索を活用してネット越しに、より上流の仕入れ先を見つけていく

というのは一つの方法です。


日本のヤフオクやAmazon、楽天といった販路(プラットフォーム)上で売れている商品(特にノーブランド品)の中には、仕入れ先の画像をそのまま流用しているケースも多くあります

そのため、片っ端から売れ筋商品の画像検索をしていくことで、わざわざ現地に足を運ばなくてもネット越しに仕入れ先のサイトや業者を開拓していくことができます

パソコンからGoogleクロームなどのブラウザでアクセス

↓↓↓

画像の上で右クリックで「この画像をGoogleで検索」

また、一度、業者を見つけたら、チャットメールでコンタクトを取ってみて、他に売れている商品が無いかヒアリングしていくことで、さらに儲かる商品を開拓していくこともできます

いきなり独自ショップや、モールへの出店はNG

続いて2つ目の質問に関して…

「韓国から仕入れた子供服は、ネットショップで販売する計画を立てています。具体的にはカラーミーなどのレンタルネットショップや楽天などを考えています…」とのことですが

物を仕入れて販売するという感覚がわからない段階で

  • いきなり作り込みが必要な楽天などのモールに出店する
  • いきなり独自ネットショップを作る

こうした行為は、オススメできません。


まず「具体的にはカラーミーなどのレンタルネットショップや楽天などを考えています…」という点に関して

別のよくあるご質問でも紹介しましたが

独自ネットショップを立ち上げることは、オフラインの世界で言えば、誰も住んでいない北極のど真ん中に自販機を置くようなもの。

あるいは誰も通らない砂漠のど真ん中に店舗を建てることと、本質的には何ら変わりません。


実際、カラーミーやその他のレンタルネットショップで独自ショップを作る場合

  • ゼロからSEOを攻略していく
  • ゼロからネット広告を攻略していく

など、まっさらな状態からスタートして、自分自身でお客さんを集客するところから始めなければならないため

「初心者過ぎて…」という人にとって、かなり高いハードルとなります

物を仕入れて売る行為にまずは慣れるところから

そのため、いきなり独自ネットショップを始めるのではなく

まずは既に人が集まっている場(集客力のあるプラットフォーム)を利用して、テスト販売してみること

もっと言えば、それなりに作り込みが必要な楽天などのモールへの出店ではなく

小さくテストできるフリマアプリやネットオークションなどの販路(プラットフォーム)を活用するのがオススメです


具体的な流れとしては

  • 実際に韓国から子供服を仕入れてみる
  • フリマアプリやヤフオクなどのプラットフォーム上でテスト販売してみる
  • 仕入れから販売までの感覚を養う
  • お客さんとのコミュニケーションや、やり取りをして一連の流れを経験する

など、まずは「物を仕入れて売る」という行為に慣れるところからスタートしてみて下さい。

取引を積み重ねることで、疑問点もクリアになる

また

「どれほど仕入れるべきか、利益率はどの程度までが許容範囲なのか。また子供服と婦人服はどちらのほうが利益が出るのか、などなど無知過ぎて困っています…」とのことですが、

集客力のある販路(プラットフォーム)上での取引を積み重ねることで

  • ある程度、売れ筋やデータが見えてくる
  • 子供服と婦人服、どちらのほうが利益が出るのか見えてくる
  • どれほど仕入れを行うべきなのか、目安が見えてくる

など、今、抱えている問題点もクリアにしていくことができます


プラットフォーム上やネットショップでの輸入転売も結局ビジネスには変わりありません。

もちろん、明確な答えが一つだけあるものでもありません。

儲かっている人は儲かっていますし、儲かっていない人は儲かっていません。

両者に違いを生むのは、シンプルに言ってしまえば

  • いかにテスト販売や取引の回数を重ねてお客さんの顔が見えているのか
  • 過去のデータや実績から、いかにお客さんの気持ちを理解できるのか

といったことです。

本当に独自ルートで仕入れに競争優位性があるか

また「今度、別ルートで、独自仕入れ先として知り合いのエージェントさんを紹介してもらえることにもなっています…」とのことですが

  • それは本当に独自ルートなのか
  • 果たして、その仕入れに競争優位性があるのか

こういった点も、しっかりと見極めることが重要です。

商売を始めたばかりだと、「独自ルート」などといた言葉に、どうしてもテンションが上がってしまう。それによって視野が狭くなってしまう、といったことがよくあります。

もちろん、親戚が韓国にいるなど本当に独自ルートと言える仕入先があるかもしれません。

一方で、ビジネス的にエージェントをやっている人であれば、他の会社や個人にも卸している可能性も考えられます

この場合

  • 独自ルートだと思っていたものが、全く独自ルートではない
  • 仕入先で競争優位性があると思っていたものが、ほとんど無い

こういった状況になる可能性も考えられるため、注意が必要です。

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2015-07-22 | Posted in ネットショップ, 転売, 輸入Comments Closed