アクセスさえ集めればアドセンスやバナー広告だけでマネタイズできますか?

ネットビジネスでは、ウェブ上に良いコンテンツを作って、アクセスさえ集められれば、アドセンスやバナー広告だけで、いくらでもマネタイズすることができますか?

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確かにいくらかは稼げても、稼ぐ金額には限界があります。規模を拡大していく中で、ビジネスとしてなかなか成立しにくいモデルであることも、ご理解下さい。

アクセスが集まればマネタイズできるというが…。

「ネットビジネスでは、ウェブ上に良いコンテンツを作って、アクセスさえ集められれば、アドセンスやバナー広告だけで、いくらでもマネタイズすることができますか?」とのことですが、

確か、こうしたモデルはいくらかは稼げるもの。しかし、稼ぐ金額には限界があります。規模を拡大していく中で、ビジネスとしてなかなか成立しにくいモデルであることも、ご理解下さい。

世の中にあるほとんどのネットビジネスと呼ばれるものは、同様の戦略、いわゆるフリー理論(戦略)に基いて作られています。

この仕組みというのは、

・コンテンツを作ればアクセスが集まる。
・アクセスが集まれば、それに対してお金を払いたいと思う広告主が集まる。
・結果としてマネタイズをしていくことができる。

こういった考え方が根底にあります。

コンテンツ制作費を上回る経済圏の広告主が必要。

ただし、個人的にこういったモデルは、

・ビジネスとしてなかなか成立しにくい。
・決して成功が約束されたモデルではない。

というのが正直なところです。

というのも、このモデルを成立させようと思う。そのためには、当たり前ですが、前提条件としてコンテンツをの制作費用を、広告(ウェブ上であればアドセンスやバナー広告)だけでは回収する必要があります。

・まずは、コンテンツを作る費用を上回る経済圏を作り出すこと。
・その上で、その経済圏を上回る経済圏を作ることのできる広告主を集めること。

こういったことが求められます。

コンテンツは作るところまではできても、

・作り出した経済圏以上の経済圏を作り出せる広告主を集めることができるか?
・その広告だけでマネタイズしていくことができるのか?

と言えば、現実的にはなかなか厳しいものがあります。

映画産業以上のスポンサーを見つけられるのか?

例えば(やや極端な例ですが)、仮にジブリ映画をフリー理論に基いて(入場料などはとらずに)マネタイズしようと思う。

この場合も、

・まずは、コンテンツ(映画)を作る費用を上回る経済圏を作ること。
・その上で、その経済圏(映画産業)以上のスポンサーをつかまえること。

こういったことが必要になります。

例えば、ヒットしたジブリ作品を例に挙げても、

・崖の上のポニョは制作費34億円(興行収入155億円)。
・ハウルの動く城は制作費24億円(興行収入196億円)。
・千と千尋の神隠しは制作費15億円(興行収入304億円)。

(制作費は年々高騰しており、高畑勲監督の「かぐや姫の物語」は制作費50億円以上とも言われています)

確かにアドセンスで稼いでいる人もいますが…。

果たして、

・これだけの制作費や興行収入を上回るだけの経済圏が作り出せるスポンサーがいるのか。
・そういったスポンサーをつかまえることができるのか。

と言えば、なかなか厳しいものがあります(基本的には存在しません)。

繰り返しになりますが、確かにいくらかは稼げても、稼ぐ金額には限界があある。規模を拡大していく中で、ビジネスとしてなかなか成立しにくいモデルであることも、ご理解下さい。

もちろん、ネットビジネスをしている人の中には、アドセンス1本で稼いでいる人もいます。しかし、そういった人々も売上の要素を紐解けば、純粋なコンテンツ制作で稼いでいるわけではありません。

別のよくあるご質問でも紹介しましたが、マスコミが作った波(トレンド)に乗ってビジネスをすること。マネタイズの手段として、アフィリエイトやアドセンスを用いること。こういったケースがほとんどです。

参考にしてみて下さい。

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2015-09-25 | Posted in アドセンス, ネットビジネス, 稼ぐComments Closed