ネットショップの認知度を上げる効果的な方法が知りたい。集客に困っています。
ネットショップの集客に困っています。売上もそうですが、まず認知してもらわないことには何も始まらないと思っています。そのため、なるべく費用をかけず自力でSEO頑張ったり、SNSで告知をしてみたりと工夫しているつもりです。さらに認知度をあげるためにチラシのポスティングやティッシュ配り、ショップ名が入った紙袋を常に持ち歩く、紹介営業などと色々と考えています。こんな状態ですが、何か認知度を上げる効果的な方法があれば教えて下さい。また、これらの方法は間違ったやり方でしょうか?アドバイスお願いします。 |
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あくまで運営しているのは個人規模のネットショップ。マスメディアではないということ。「認知度を広めること=ネットショップへの効果的な集客」ではないため注意が必要です。参考にしてみて下さい。 |
あくまでネットショップでマスメディアではない。
今考えている方法は、やり方として全て間違っているわけではありません。それなりに効果が出るものもあると思います。
ただし、ここで考えなければいけないのは、あくまで運営しているのは個人規模のネットショップ。マスメディアではないということ。「認知度を広めること=ネットショップへの効果的な集客」ではないため注意が必要です。
例えばAKB48というグループを例に考えた場合。
・AKBのことを知っている人は、おそらく日本人の中でも9割を超えている。 ・AKB48と言って「何それ?聞いたこともない」という人は、おそらく1割未満。 ・認知度という意味ではAKB48はかなり高い。 |
では、一方で「実際にAKB48のサービスにお金を支払った人は、その中の何割いるのか?」というと、その数はグッと少なくなります。この点が非常に重要です。
9割以上の人が認知しているにも関わらず、CDやDVDを買う、コンサートに行く。などなど、実際に課金したことがある人は決して多くない。
これが「認知度を広めること=効果的な集客」ではない典型的な例と言えます。
知らせる(認知させる)ことに意味があるのは、あくまでマス広告に限った話。
例えば、
・何かのサービスを売る時にAKBをキャスティングする。 ・AKBがそのプロモーションにのることにより、キャッチになってその商品が売れていく。 |
こうした広告代理店のビジネスモデルであれば、認知度を上げていくのは効果的です。
セグメントを絞って広告を打つほうが効果的です。
しかし、ネットショップの場合は、基本的に買う人以外に知られても(認知されても)意味が無いもの。
その存在を知らせなくても良いライバル企業など、知られないほうが良い相手も多くいる。いたずらに認知度をあげることはオススメできません。
やや乱暴な言い方をすれば、理想のネットショップというのは、買う人以外が集まらないサイト。1,000人来たら1,000人買うような流れがを作っていくことが理想です。
また、いたずらに認知度をあげようとすることで、無駄な労力やコストが生じてしまう点にも注意が必要です。
例えば、今考えている方法の「ショップ名が入った紙袋を常に持ち歩く…」一つをとっても
・紙袋を持ち歩くことで認知度は一時的にあがるかもしれない。 ・仮に1万人の人に紙袋を見せることができる。 ・しかし、その中から実際に買うのは3人しかいなかった。 |
こうした場合、1万人に一生懸命紙袋を見せるよりも、
・セグメントを絞って広告を打つこと。 ・その3人だけに集中して広告費用を投下していくこと。 |
こちらのほうが断然効率がよくなります。
・自分のネットショップはどういう理念を打ち出すのか。 ・誰に響かせて、誰をお客さんと引っ張ってきたいのか。 |
こうしたことを明確にして、絞ったターゲットにメッセージを打ち出すことです。
ピンポイントに引っ張ってくる流れを作ること。
「これらの方法は間違ったやり方でしょうか?」とのことですが、もちろん自社ネットショップのことを知っている人数増やせば多少なりとも売上が上がる部分はあります。
例えば、仮にコンバージョン率が1パーセントで推移する場合。
・1,000人が知っているネットショップであれば10人が成約する。 ・1万人が知っているネットショップであれば100人が成約する。 ・10万人が知っているネットショップであれば1,000人が成約する。 |
母数を増やすことで、当然、成約率も増やしていくことができます。
ただし、認知度の母数を増やせば増やすほど、かかるコストも増大になっていくもの。そのため、無理に認知度の母数を増やすよりも、
・どういう人がお客さんになるのか。 ・どういう人が自社ネットショップのターゲットになるのか。 |
この部分を明確にすること。そのうえでピンポイントに引っ張ってくる流れを作るのがオススメです。
別のよくあるご質問でも紹介しましたが、例えば自分のネットショップで扱っている商品とマッチングしそうな人を特定する。ターゲットとなるお客さんがいるところ(顧客が被っているところ)にチラシを置いてショップへの導線を引く。こうしたやり方も基本であり、非常に効果的です。
参考にしてみて下さい。