アフィリエイトで多くの人が商品購入してくれる上手な宣伝文句を書く方法はありますか?
アフィリエイト初心者です。思うように商品が売れず困っています。商品を購入したくなるような文章が書ければと思いますが、多くの人が商品を購入してくれるような上手な宣伝文句を書く方法はありますか? |
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上手く書こうとするよりも丁寧に書くこと。イメージの違いで生まれるギャップを埋める努力をすること。撞着語法などでパターンを破り、開封率やクリック率を高めること。ターゲットとなるお客さんが求めている言葉で、求められている内容を分かりやすく書くこと、などなど。参考にしてみて下さい。 |
上手く書こうとするよりも丁寧に書くということ。
「商品を購入したくなるような文章が書ければと思いますが…」とのことですが、いわゆるコピーライティングの分野の話だと思います。
別のよくあるご質問でも紹介しましたが、このコピーライティングや文章力というのはネットビジネスをやる上で最も尊く必ず押さえておくべきスキルです。インターネットは文章の世界。動画や音声であっても、そこにはシナリオがあります。全ては文章がベースにあるため、非常に重要な要素となります。
ネット上でのコピーライティングや文書術に関しては様々な要素が存在しますが、例えば一つのポイントは「上手く書こうとするよりも丁寧に書く」ということです。
「多くの人が商品を購入してくれるような上手な宣伝文句を書く方法はありますか?」とのことですが、アフィリエイトに限らずインターネットビジネスにおいては、いかに上手な宣伝文句にするかより、いかに丁寧に書くかということが何より大事です。
ネット上の様々な文章は全く丁寧さが欠けている。
オフラインの世界では看板や電車の広告など、広告スペースには限りがあります。一方で広告スペースが無限にあるのがインターネットの特長です。そのため、上手な宣伝文句を書くかということよりも、
・いかに丁寧に書いて全てを伝えることができるか。 |
こういったことのほうが、ずっと重要になります(実際に実践してみるとよく分かりますが、アフィリエイトでもその他のネットビジネスでも、いくら上手い宣伝文句を書いても、なかなか成果に結びつけることはできません)。
この丁寧に書くということは何もアフィリエイトだけに限った話ではありません。
・メルマガを書くとき。メールで何かモノやサービスを売るとき。 |
ネットビジネスの様々な場面で非常に重要な要素となります。
ただし、その重要性とは裏腹に「丁寧に書く」ということができている人(媒体)は決して多くありません。ネット上の様々な文章は全くもって丁寧さが欠けているとも言えます。そのため丁寧な文書を心がけるだけで差別化できるとも言えます。
同じ言葉から受け取るイメージも人それぞれです。
また、自分の言いたいことだけを一方的に伝えても、もちろん相手は理解してくれません。生きてきた人生や経験の違い、同じ言葉からイメージするものの違いまで加味して丁寧に書く必要があります。
例えば「サメ」という言葉一つをとっても
・ある人は映画『ジョーズ』に登場する巨大で凶暴なサメを思い浮かべるかもしれません。 |
このように同じ「サメ」という言葉からも受け取るイメージは人それぞれ異なります。
小学5年生でも理解できる丁寧な文章を心がける。
この受け取るイメージの違いを加味せず上手い文章を書こうとしてしまう。これでは、相手には何も伝えることができません。それよりも、
・イメージの違いで生まれるギャップまで埋めること。 |
が重要です。上手く文章を書いてやろうという考えよりも、こうした配慮を含め最初は丁寧に伝えるということが重要です。
オフラインの世界でもトップ営業マンと呼ばれるような人々は、その業界人にしか通用しない難しい専門用語は使いません。代わりに分かりやすい比喩や、例えばトークを使う。そうやって丁寧に説明することで商品やサービスを購入してもらっているのです。
アフィリエイトに限らず、ネットビジネスも同様のことが言えます。説明の中に例を出すこと。比喩を使うこと。小学5年生でも理解できるような分かりやすく丁寧な文章を心がけること。これがインターネットの世界でアイデアを伝え、商品やサービスを売るポイントです。
ヘッドや件名で全て決まると言っても過言ではない
その他のポイントとしてはタイトルや件名、ヘッドと呼ばれる部分も重要です。
セールスレターで言えばヘッドと呼ばれる一番上の部分。メルマガで言えば件名。これが相手の興味を引くことができなければ、いくら中身が良くても読まれることはありません。そのためヘッドや件名は非常に重要なポイントであり、それで全てが決まると言っても過言ではありません。
良いヘッドやタイトル、件名を書くためには、もちろん量を書くことが必須です。加えて、興味性を引く一番簡単な方法としては撞着語法(どうちゃくごほう:「賢明な愚者」「明るい闇」など、通常は互いに矛盾していると考えられる複数の表現を含む表現のこと)と呼ばれるやり方を用いるのも効果的です。
この撞着語法、簡単に言ってしまえば、全く異なるもの同士をくっつけることで読者の興味を引く方法です。
パターンを破って開封率やクリック率を高める。
例えば「ジェームズ・ボンドがアストンマーチンで◯◯に潜入した」。この文章は全く普通であるため、相手の興味性を出すことはできません。一方で、「ジェームズ・ボンドが三輪車で交通違反で逮捕」。こういった文章は、一見めちゃくちゃに見えるかもしれせんがパターン(常識)を破ります。そのため件名一つで開封率やクリック率をかなり高めることができます。
・ジェームズ・ボンドと言えば007のアストンマーチンに乗っているイメージがある。 |
これが撞着語法というレトリックです。他にも
・普通:サメが3歳の女の子を襲う。 |
といった具合に使われます。
求めている言葉で求められている内容を丁寧に書く
また、その他にもターゲットとなるお客さんが求めている言葉で、求められている内容を分かりやすく書くというのも重要なポイントです。
例えば、一言にパソコンを販売すると言っても、
・綺麗でカッコ良いパソコンが求められているのか。 |
パソコンに求めるものは人それぞれです。そのため、お客さんが求めているものによって、使うべき言葉や丁寧に説明するべき内容というのは異なって然るべきです。
スペックを書くだけでは、商品は売れないのか?
よく「スペック(性能)をひたすら書くだけでは商品やサービスは売れない」。こういったことをコピーライティングの先生と呼ばれるような人たちが言います。しかし、決してそんなことはありません。
仮にターゲットとなるお客さんが求めているものがスペックであれば、
「CPUのクロック数が…」 |
といった具合に、スペックを書くことが最も売りにつながります。
例えば私がパッテリー駆動時間18時間のパソコンを探しているとして、パソコンの説明文や紹介文に「パッテリー駆動時間18時間」というキーワードが見つからなければ、まず買わないわけです(一方で「バッテリー駆動時間20時間」というキーワードが見つかれば、すぐに買ってしまうわけです)。
そこでいくら持ち運びやすい、有名なタレントが宣伝している、といったことを訴求しても何も響きません。一方で、その有名なタレントのファンにとっては、タレントが起用されていることを徹底的に伝えることで販売数を伸ばすことができます。
繰り返しますが、重要なのは「ターゲットとなるお客さんが求めている言葉で、求められている内容を分かりやすく書く」というということです。
まとめると、上手く書こうとするよりも丁寧に書くこと。また、イメージの違いで生まれるギャップを埋める努力をすること。そこまで加味(配慮)して丁寧にテキスト化していくこと。撞着語法などでパターンを破り、開封率やクリック率を高めること。ターゲットとなるお客さんが求めている言葉で、求められている内容を分かりやすく書くこと、などなど。これらはごく一部に過ぎませんが、参考にしてみて下さい。