アリババの仕入れで中国輸入転売。個人取引での評判や口コミは?偽物もありますか?

副業でアリババで仕入れをする中国輸入を考えています。そこで質問が4つあります。

1:アリババは値段交渉ができると伺いましたが、本当にそんなことができるのでしょうか。また、どの程度まで相場として値切れるものでしょうか。小ロットや1ピースからでもイケるという話も聞きます。

2:タオバオなど小売向けのサイトは買い付けしてくれる代行業者がいると聞きますが、アリババなど業者向けのサイトはどうでしょうか。個人でも仕入れを行うことはできるのでしょうか。

3:現在、アリババのゴールドセラーの中国業者からフィギアの購入を検討しています。中国からの輸入なため、代行業者経由で本物か確認したところ、仕入元の業者は本物といっています。また代行業者もパッケージがついている場合は偽物はあまり無いといっています。こういったケースは向こうの言い分を信用してもよいと思いますか?

4:アリババの仕入れについて口コミや評判を見ていると、品質の悪い粗悪品を仕入れてしまうケースも見かけます。やはりこうしたリスクは、ある程度覚悟が必要でしょうか?

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以下、4つの質問に回答いたしました。参考にしてみて下さい。

日本と違い値段交渉は、ごく普通に可能です。

まず「1:アリババは値段交渉ができると伺いましたが、本当にそんなことができるのでしょうか。」とのことですが、

そもそも、アリババというのは、あくまで買いたい人と業者をマッチングさせるだけのサイト。

そのため、当然ながらアリババというサイト上で、マッチングした(業者とつながった)後に、両者のあいだで、どんな交渉や取引をしようとも自由です。

もちろん、このタイミングで値段交渉をしていくことは、ごく普通に可能です。

日本での商習慣、特にAmazonや楽天といったプラットフォームでの商売に慣れていると、なかなかその実態をつかみにくいかもしれません。

しかし、日本のAmazonや楽天とは全く違う文化が、中国のアリババにはあるものだと、ご理解ください。

チャットツールで話しかけて、交渉を行っていく

一般的に中国で商品を購入する場合はQQなど、いわゆるチャットソフト(やサイト)と呼ばれるようなツールを用いるケースが多くあります。

(※日本でいうところのLINEやスカイプのような存在です)

コミュニケーションツールにチャットを用いる

このQQなどのチャットツール経由で仕入先に話しかけて買う。

このタイミングで、仕入れ面での値段交渉をしていく。これが基本的な中国輸入をする場合の流れとなります。

そのため、別のよくあるご質問で、中国の仕入先とやり取りするのであれば、あなた自身が中国語をしゃべれるようになること。あるいは日本語がしゃべれるパートナーを募集することが必須、という話を紹介しましたが、やはり中国語が流暢(りゅうちょう)なパートナーを確保していくやり方がオススメです。

もちろん、翻訳ソフトでもある程度のコミュニケーションはとれますが、やはりそれにも限界があります。

こちら側の意向もなかなか伝わらないため、言語の壁を超えるために、小さくてもよいので投資をすること。

そうすることで、アリババでマッチング後、チャットを使った交渉の際にもコミュニケーションを取りやすく、商品を安く仕入れができる確率が高まります。

ある程度の規模感があって初めて値切る交渉を。

なお「小ロットや1ピースからでもイケるという話も聞きます…」とのことですが、さすがに1個、2個を仕入れるのに、

・いちいち値段交渉をする
・小ロットにも限らず値切りをしていく

こういった交渉をすすめていてば、なかなか仕入先の相手も思うような商品を販売してくれません。

副業といえど、ビジネスレベルでの原理原則や常識をわきまえて交渉することが基本です。

「1ピース1,500円のものを1個買うから1,400円にしてくれ」

そう言われた相手の気持ちになって考えればよく分かりることです。

当然、仕入額が何十万になるなど、ある程度ボリュームや予算があって初めて、値切る交渉が可能となります。

・通常、30万円の仕入れで100個のところを
・30万円の仕入れで200個にしてもらう

こういった取引となれば、相手としても大きな現金が入るため、交渉の余地が生まれます。

また、実際にあったケースですが、相手の業者は原価1円の商品を100円などの価格で販売していることもあります。

そのため、例えば「掲載している商品を全て買う」と伝えると100円で売っていた商品が5円になる、といったことも中国輸入では、多々あります。

もちろんアリババは個人でも仕入れが可能です。

続いて「こうした業者向けのサイトで個人でも仕入れを行うことはできますか?」とのことですが、もちろんアリババは個人でも仕入れが可能です。

アリババにいる業者も、別に「法人相手でないと取引しない」といったような基準は設けていません。

アリババにいる業者からすれば

・自社の商品を買ってくれる(売れる)
・ちゃんとお金を払ってくれる

こういった相手であれば、その相手は法人・個人どちらの形態であっても構わないのです。

もちろん、こうした業者相手に個人で普通に商品を仕入れることが可能です。

これは、相手側の気持ちになって考えてみるとよく分かります。

仮に、あなたがこれから副業で中国輸入(やその他の物販ビジネス)を始めたとして、

・売りたい商品がある
・売りたい値段も決まっている

こういった場合に、その商品を

・1人1個ずつ100人の個人が買ってくれる
・1社で100個の商品を業者が買ってくれる

どちらのケースでも、嬉しいことに変わりはありませんよね?

これはアリババの向こう側にいる中国の業者も同様です。

まず普通に考えてフィギアは偽物だと思います。

また、3つめのフィギュアの輸入に関して「こういったケースは向こうの言い分を信用してもよいと思いますか?アドバイスお願いします…」とのことですが、まず普通に考えて偽物だと思います。

別のよくあるご質問「中国輸入転売。キャラクターフィギアは著作権や商標権をクリアできる?リスク高い?」の中でも紹介しましたが、

フィギアというのは版元があり、メーカーは版元からその版権を買ってフィギア(商品)化して販売しています。

一方で、中国で販売されているフィギアの多くは、それらの版権をすっ飛ばして販売されているものがほとんど。

当然ながら、そういった商品を仕入れて日本で販売してしまえば、まず確実に商標権侵害で捕まってしまいます。

フィギアというのは版権の問題が重要です。

そのため、基本的には、その版元が本当に中国にあるかどうか、版権を持っているところへ直接問い合わせしみてること。

これで全てをクリアにすることが重要です。

例えばドラゴンボールのフィギアを仕入れようと思えば、ドラゴンボールの版元に電話して

「◯◯という中国の会社から買おうと思っているが、ここに版権を卸しているか?」

と確認をとってしまえば、この問題(リスク)は一発で解決できます。

なお、「仕入元の業者は本物といっています。また代行業者もパッケージがついている場合は偽物はあまり無いといっています…」とのことですが、

仕入元の業者だろうと、代行業者だろうと、取引をまとめないとビジネスにならないわけです。

この辺りの思惑もしっかり踏まえて、慎重な判断をすること。しっかりと版元に確認をとってから、信用できるかどうかを決定することが賢明です。

品質が安定するか見極めながら徐々に仕入れを…

最後に「アリババの仕入れについて口コミや評判を見ていると、品質の悪い粗悪品を仕入れてしまうケースも見かけます…」とのことですが、

確かに、中国から輸入する商品の中には品質が悪いものが含まれることが多々あります。

実際に中国からそういった商品を仕入れてみると分かりますが、

・仕入れた商品が汚い
・縫製(ほうせい)が雑
・ペラペラな紙のような服が届く

こういったことはざらにあります。

まだ、取引実績や人間関係も出来上がっていないうちは、

「ネットで写真を見た時には良い商品だと思ったが、実際に手にとってみたら微妙だった」

など、あきらかに詐欺のような商品を仕入れてしまうトラブルも起こりえます。

特にマタニティ系の服やパジャマ、下着など、肌に直接触れる(身につける)商品は、その粗悪さも顕著になるため、輸入や取り扱いには注意が必要です。

そのため、

・必ずサンプル品を取り寄せ、品質を確認する
・サンプル品で品質をクリアしても安心せず、その後も注意を払い続ける
・いきなり大量に仕入れることなく、品質が安定するかどうか見極めながら徐々に仕入れ数を増やしていく
・必要に応じて、実際に現地に足を運んで、手にとって商品を確認しながら仕入れる

といったアプローチが必要不可欠となります。

あのユニクロでさえ、こうした問題をヘッジするべく最初は日本の問屋から商品を購入し、それを中国に持っていく。そのうえで付加価値をつける作業を行っていました。

もちろん

・衛生的にも品質的にも日本のものが圧倒的に良い
・中国からの輸入商品とは圧倒的な品質の差がある

そのため、国内と同じような考え方で中国から商品を仕入れをしてしまえば、痛い目にあってしまうため、注意が必要です。

小売で良いから、もっと気軽に仕入れをしたい…

なお、今回のケースのように、アリババなどB2Bの市場で仕入れ業者を見つける。

あるいは、

・仕入先の国(現地)で行われている展示会に行く
・現地まで行って、実際にコネクションを作る
・商品の独自仕入れルートを作る

こういった工夫は、商品をより安く仕入れるための一つのポイントです。

ただし、こういった話を聞くと、物販ビジネスに取り組む人(とりわけ初心者の方)は、

「私には、そこまで出来そうにない…」
「小売で良いから、もっと気軽に仕入れをしたい…」
「業者と繋がったり、コネクションを作るのは面倒くさい…」

といった感想を抱くかもしれません。

おっしゃるとおりです。

ある程度の経験値を積んだ物販の中級者〜上級者であれば、アリババなどのB2Bのマッチングサイトを駆使して、

・より上流から商品を仕入れる工夫をする
・工場やメーカーと直接つながる工夫をする
・日々、メーカーや代理店をまわる

こういったやり方が効果的かもしれません。

では、まだそれほど経験値を積んでいない物販初心者の場合はどうすれば良いのか。

実は、

・ショッピングセンター
・百貨店
・スーパーマーケット
・家電量販店
・ホームセンター
・個人商店

あるいは、

・個人のネットショップ
・ヤフオク、Amazon

といった小売と呼ばれる場所で商品の仕入れをして、それをまた小売向け(一般のお客さん向け)のネットショップやヤフオク、Amazonなどのプラットフォームで転売する。

この流れであっても、

・安く仕入れることができて
・大きく利益をのせて高く売れる

こういった商品はアリババでの中国輸入以外にも、まだまだたくさん存在します。やり方しだいで充分に利益を出すこともできます。

肌感覚を養い、手元で使える資金を増やしつつ…

では、どうすれば、そういった儲かる商品を見つけ、たくさん売ることができるのか?

その正しいリサーチ方法や、販売戦略について、無料公開中の漫画&電子書籍の中でも詳しく紹介しています。

はじめのうちは、この中で紹介しているやり方で

・儲かる商品をザクザク見つける
・それを数多く販売して経験値をつむ
・まずは売れる商品のデータをためていく

こういった点が非常に重要です。

肌感覚を養い、手元で使える資金を増やしつつ、物販の中級者〜上級者になった状態で

・より上流から商品を仕入れる工夫をする
・工場やメーカーと直接つながる工夫をする
・日々、メーカーや代理店をまわる

こういったやり方に切り替えて、利益率を高めていくというアプローチが現実的でオススメです。

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2015-07-15 | Posted in Amazon, アリババ, せどり, ツール, 中国輸入, 転売, 輸入Comments Closed