せどりは割の良いビジネスですか?プロ目線の意見教えて下さい。
家電や本などせどりをしている人を良く見かけます。ただ時間や労力もかなりかかることを考えると、決して割の良いビジネスとは思えません。実際、プロの目から見てどうなんでしょうか。また、商売は安く仕入れて高く売るが基本ですが、そういう意味でせどりというビジネスは果たして商売の原理にあったものなのでしょうか? |
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せどりに限らず、様々な物販ビジネスをしている私の正直な意見を言えば、単純なせどりは全く割の良い商売とは言えません。はっきり言ってしまえば、非常に割の悪い商売です。 |
単純なせどりは、非常に割の悪い商売です。
せどりに限らず、様々な物販ビジネスをしている私の正直な意見を言えば、単純なせどりは全く割の良い商売とは言えません。はっきり言ってしまえば、非常に割の悪い商売です。
ネットビジネスやビジネスの超初心者の方が一番最初に取り組んで最初の2万円を稼ぐ。そういった意味で言えば、せどりというビジネスはありかもしれません。
・確かに割は悪いビジネスですが、経験を積むという意味であればOK。 ・初心者が通過しておくべきステップやプロセスとしてならOK。 ・ビジネス感覚を養うという意味でならOK。 |
しかし、これらはあくまで超初心者が最初の2万円程度を稼ぐまで。その後も継続して稼ぎを伸ばそうと思うことはオススメできません。
ブランディングや差別化がしづらく難易度は高い。
別のよくあるご質問でも紹介しましたが、ビジネスの本質はブランディングすること、差別化していくことにあります。一方で、せどりや転売は原則として皆が同じ商品を取り扱うモデルです。
・そのため、ブランディングや差別化という点では、その難易度は高い。 ・同じ商品を売るため、付加価値で差別化もしづらい。 ・価格競争や値下げ競争にも陥りやすく、利幅はどんどん少なくなる。飽和もしやすい。 |
単純なせどりというビジネスを選ぶ以上、こうしたデメリットは避けて通ることができません(これは、せどりを行う商品が本であろうと家電だろうと同様です)。
「安く仕入れて安く売る」モデルになりがちです。
また、「商売は安く仕入れて高く売るが基本ですが、そういう意味でせどりというビジネスは果たして商売の原理にあったものなのでしょうか?」とのことですが、せどりの場合、その構造上どうしても「安く仕入れて高く売る…」というモデルはではなく、「安く仕入れて安く売る」というモデルになりがちです。
そのため、せどりを行うプレイヤーの多くは、少しでも利幅を稼ぐために安く仕入れることばかりに目がいく。とにかく安く仕入れることに躍起になっています。
しかし、単純なせどりというビジネスモデルから脱却(卒業)するためにも、付加価値を付けて高く売る工夫をすることが非常に重要です。
・保証書を付けたり、丁寧な説明文を書くこと。 ・おまけを付けたり、何かを関連品を付随させて販売すること。 |
そうやって付加価値を付けて高く売るためのマーケティング的な工夫をすること。そうすることで、割の悪いビジネスから、割の良いビジネスにしていくことができます。参考にしてみて下さい。
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