ネットビジネスで起業。コピーライティングで売れる要素が学べるオススメの商材は?
ネットビジネスで起業を考えていますが、よくコピーライティングで煽れる文章が書けることが重要だと聞きます。売れる文書のポイントや要素みたいなものは有るわけですよね?こうしたポイントや要素が学べるオススメの商材みたいなものはありますか? |
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オススメの良書はあります。ただし、本を読むだけで、売れる文章が書けるようになるかというと決してそんなことはありません。本を読んだうえで、実際に書きまくること。そのスキルを上達させるためには、インプットだけでなく、アウトプットが必要になるのも事実です。参考にしてみて下さい。 |
単体で煽り系の文章を書いても、全く売れません。
「ネットビジネスで起業を考えていますが、よくコピーライティングで煽れる文章が書けることが重要だと聞きます…」とのことですが、
コピーライティング単体で煽り系の文章を書いても売れません。いわゆる「世間一般的に言われるコピーライティングと呼ばれるもの」を、いくらやったとしても売れないことを、まずはご理解下さい。
また「売れる文書のポイントや要素みたいなものは有るわけですよね?」とのことですが、もちろん、その要素はいくつかあります。
例えば、「仮想敵を作る」という言葉があるように「何を敵に持ってくるのか?」。これは、コピーライティングにおける非常に重要な要素の一つです。
・他の商品と比べて自社の商品は何が違うのかを伝えること。 ・ライバルの商品と比べて、◯◯がこう違うということを伝えること。 ・違いを伝えた結果、自分の商品を買ってもらうように誘導する。 ・最終的に相手に行動を起こしてもらう。 |
つまるところ、これがコピーライティングだったりします。
いわゆるベタな良書が非常にオススメですが…。
また「こうしたポイントや要素が学べるオススメの商材みたいなものはありますか?」とのことですが、
こうした要素をおさえるうえで、どんな商材が良いかといえば、
・野口悠紀雄さんの『「超」文章法』 ・ロバート・W・ブライの『セールスライティング・ハンドブック 「売れる」コピーの書き方から仕事のとり方まで』 ・ジョセフ・シュガーマンの『シュガーマンのマーケティング30の法則 お客がモノを買ってしまう心理的トリガーとは』 |
など、いわゆるベタな本が非常にオススメです。
また、コピーライティングは結局のところ社会心理学。
・希少性や限定性をどう出すか。 ・一貫性をどうやって作り上げるのか |
などなど。ロバート・B・チャルディーニの『影響力の武器: なぜ、人は動かされるのか』に代表される社会心理学の良書も、おさえていくことが必須です。
ただし、こうした良書を読むだけで、売れる文章が書けるようになるかというと決してそんなことはありません。
こうした本を読んだうえで、実際に書きまくること。そのスキルを上達させるためには、インプットだけでなく、アウトプットが必要になるのも事実です。
・名著や良書と呼ばれるものを、ある程度、読み込む。 ・その上で「興味性を出せば良い」、「ストーリーを使えば良い」など売れる文章に必要な要素を理解する。 |
こうやって本を読み、要素を理解しても、それらの要素をどう使うかは、その人のセンス次第です。
例えば、『影響力の武器』では、主に対面販売が事例として登場します。対面販売で用いられる要素をどうやって、文章に落とし込むのか。どう組み合わせて文章を作っていくのか。これも、その人のセンス次第となります。
車の運転と一緒で知識の詰め込みだけでは難しい。
そのため、良書を読み、要素を理解するだけでなく、
・世の中の売れていそうなLPや文章がどのように作られているのかを研究する。 ・実際にどうやって要素を組み合わせて、売れる文章を作っているのか研究する。 ・自分なりに研究を重ねて仮説を作り、実際に書きまくって検証すること。 |
こうしたことも、非常に重要です。
おすすめとしては、まずはブログというアウトプットの場を用意すること。書くことの絶対量を増やすところから始めることです。
コピーライティングに関しては、様々な情報商材や高額なスクールなどもあります。
ただし、Amazonの中だけでも、コピーライティングや社会心理学に関する名著や良書と呼ばれるものが揃っています。まずは、そういったものを読み込むこと。それをベースに世の中で売られているものを見ながら、実際にどうやってそれらの要素が使われているのかを研究していく。これだけで十分とも言えます。
Amazonの中にある本をひと通り読むのが、自動車教習所で言う座学の部分。それらの知識をベースとして実際に書いてみることが実技の部分と言えます。
もちろん、自動車の運転と一緒で、知識を詰め込むだけでは運転できないもの。知識をベースに実技を通じて技術レベルを上げていくことも求められます。
コピーライティングは壁が存在するという事実も。
ただし、一つ覚えておいて欲しいこととして、コピーライティングに関しては壁があるということ。もっと言えば、天性で書ける人は書けてしまう、ということです。
別のよくあるご質問で、村上春樹の『文章を書くというのは、女の人を口説くのと一緒で、ある程度は練習でうまくなりますが、基本的にはもって生まれたもので決まります』という言葉を紹介しました。コピーライティングもこれにかなり近い部分があります。
私自身、どんな書籍や教材を通じてコピーライティングを勉強したのかと聞かれれば、『影響力の武器』や『神話の法則』、シュガーマンの書籍などを紹介します。
しかし、はっきり言ってしまえば、実際に書く時は、それらを全て無視して書きます。そういった要素を意識して書いた文章よりも、天性の感覚で書いた文章の方が売れてしまう。これもコピーライティングの真実です。
・多くの人が一生懸命コピーライティングの本を読んで書くレター。 ・天性で書ける人が、さらさらさらと20分程度で書いたレター。 |
両者を比較した場合に、後者のレターのほうが圧倒的に売れてしまう。こういった事実があることも、よくご理解下さい。
教材や塾にハマり過ぎる人の文章が売れない理由。
実際、私の知り合いにも
・コピーライティングの本は一切読まない。教材も一切買わない。 ・一方で、喋ることはもの凄く上手い。 |
こういった人が、見よう見まねで、さらっと売れる文章を書いてしまう。こうした事実もあります。
コピーライティングに限らず、女の人を口説くことや、水泳で泳ぐこと。これらは暗黙知(主観的で言語化することができない知識)の部分が多すぎるもの。
天才的に書けてしまう本人ですら、
「なぜ自分の文章は売れるのか?」 「なぜ自分はそうやって文章が書けてしまうのか?」 |
を読み解けないものです。
もちろん、言語化され、明文化されたロジックである程度、その質を高めることはできます。一方で、それらが無くても書ける人はいるということ。
また、
・ロジックありきで書いていると、パターンが似てくる。 ・そのため、ロジック依存では、どんどん反応率が下がっていってしまう。 |
こうした事実もあります。
実際、コピーライティング系の教材や塾にハマり過ぎている人は多くいます。しかし、残念ながら、その多くは全く売れる文章が書けていません。
利ざやを抜かなくても自ら価値を作り出せるもの。
熱が冷めてしまう話ばかり、元も子もない話ばかりで恐縮ですが、
そのスキルが無ければ、右から左へと物を流して、あくまで価格差(価値の差)を埋める。短期売買を繰り返してアービトラージ的に利ざやを抜く、転売ビジネスや、デイトレードの株式投資、FX(外国為替)でしか稼ぐことができません。
一方で、そのスキルがあれば利ざやを抜かなくても、自ら価値を作りだすことができるもの。
自分の型で書くというよりも、
・まずは、見よう見まねで上手い人たちの形を真似していくところから始めること。 ・同じ商品を売っている人がいれば、その上手い人を真似るところから始めることです。 |
もちろん、真似するというのはコピペをするという意味ではありません(コピペをしてしまえば価値は無くなります)。
・どういう言い回しをしているのか。 ・どこにどういう比喩を使っているのか。 |
こうしたことを、まずは徹底的に研究していくことです。
参考にしてみて下さい。
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