成果報酬でセールスレターを書く仕事。どうやって向こうの売上を確認しますか?
セールスライターとしてライティングの仕事を依頼されました。ここで一つ質問ですが、売上連動で成果報酬でセールスレターの仕事を引き受ける際、どうやって向こうの売上を確認しますか?毎月、決算書まで見せろと言ったりするのでしょうか?今回は下請けのような形での提携なので、やや不安が残ります。アドバイスお願いします。 |
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信頼できるパートナー選びが原則。加えて、成果を明確に把握できる仕組み作りも重要です。参考にしてみて下さい。 |
嘘をつかず売上を報告してくれる相手を選ぶこと。
「売上連動で成果報酬でセールスレターの仕事を引き受ける際、どうやって向こうの売上を確認しますか?」とのことですが、
・あえて売上を確認しなくても、しっかりとした売上を教えてくれる相手。 ・嘘をつかずに、ちゃんとした売上を報告してくれる相手。 |
こういった相手以外からは仕事を受けないこと。これが成果報酬で仕事を受ける場合の基本的な考え方です。
また「毎月、決算書まで見せろと言ったりするのでしょうか?」とのことですが、もちろん、契約書上はそういった形にします。しかし、実際にそれを行使するのは最後の最後。
別のよくあるご質問でも紹介しましたが、ビジネス全般に言える話ですが、契約書というのは、あくまで契約者同士がもめた場合に用いられる最終手段。本来であれば契約書が無くてもビジネスができる取引先やパートナーを選ばなければなりません。
これは今回のケースも同様です。基本的に
・契約書抜きでも仕事ができるパートナーを選ぶこと。 ・信頼関係が構築できているパートナーと仕事を行うこと。 |
こういった考え方が重要です。
タダ乗りされないための様々な工夫が考えられる。
「売上連動で成果報酬でセールスレターの仕事を…」という場合、相手に嘘をつかれてしまえば終わり。一応、こちらから確認することはできるかもしれませんが、成果が完璧に見えるかというとなかなか難しいものです。
実際、セールスレターの場合、特に難しいのが
「この売上はセールスレター経由で発生したものではない」 「既存の顧客リストから発生した売上である」 |
こうした具合に言われてしまえば、それまでです。
そのためタダ乗りされないために、パートナーをしっかりと見極める以外にも、様々な工夫が考えられます。
業界的な地位を確立することが、タダ乗りを防ぐ。
一つは業界的な地位をしっかりと確立しておくという点も非常に重要です。
例えば
・ある程度、業界に顔が利く。コネクションも幅広く持っている。 ・こうした人を相手に成果をタダ乗りしてしまえば、言いふらされてタダ乗りした会社は終わる。 ・そのため、ある程度、業界的な地位を確立しておくことが、結果としてタダ乗りを防ぐ。 |
こういったケースもあります。
一方で、「今回は下請けのような形での提携なので、やや不安が残ります…」とのことですが、仮に成果報酬でセールスレターの仕事を受ける場合も、下請けという立ち位置だとなかなかキツイもの。相手にタダ乗りされても、何も言えない立ち位置で仕事を引き受けるというのは、オススメできません。
自分の成果を明確に把握できる工夫をしていく。
また、その他の方法として
・既存の事業にプラスアルファで成果を伸ばすやり方をしない。 ・完全にゼロから媒体などを立ち上げて成果を明確に分けてもらう。 ・新規事業を立ち上げて、その売上は全て成果に反映してもらう。 ・募集の媒体を作る人と、コンテンツを提供する人を完全に分ける。 ・商品の独占販売権をもらって、自分の成果が明確になるようにする。 |
などなど。成果を明確に把握できる工夫が求められます。
セールスレターに限らず、世の中には申告制の成果報酬ビジネスが多くあります。
例えば、正社員への買取オプション付きの派遣会社の場合
・派遣から正社員として雇用する場合、追加で派遣会社に手数料を支払う必要がある。 ・一方で、正社員として雇用しても、それを報告せず手数料を払わない会社もある。 ・「お前が申告すると40万円を払う必要があるから他言無用で」と社員にも申告させない。 |
こういった悪い会社(や個人)を相手に仕事をしてしまえば、フリーライダーされてしまう可能性は、もちろんあります。
また、アフィリエイトの業界でも
・アフィリエイト先のランディングページに大きくフリーダイヤルを付ける。 ・電話からのコンバージョンはトラッキングできないためアフィリエイト成果としない。 ・ページに送客だけさせておいて、電話からのコンバージョンを取る。 |
こうした、悪質な広告主がいることも事実です。
信頼できるパートナー選びが原則。加えて、成果を明確に把握できる仕組み作りも重要です。
参考にしてみて下さい。
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