将来起業するビジネスに関して街頭アンケートで市場調査したいと考えています。

「アンケート用紙を自作して、駅前で勝手に配ってもいいものですか？アドバイスお願いします…」とのことですが、法律的な問題であれば、最寄りの交番に行って届け出を出せば終わりです。

申請手数料は、おおよそ2,000円程度。これで、法律的な問題をクリアして、駅前でアンケートを配布することはできます。

また「自分がやりたいビジネスがあったとして、それが受けるかどうかをある程度把握するために駅前で街頭アンケートは有効でしょうか？」とのことですが、

起業に際して、市場調査を行おうとする。その考え方自体は決して悪くありません。

これは、別のよくあるご質問でも紹介しましたが、勝手な妄想ではなく、実際にターゲットに接触してみるということ。その中で情報収集する。そうやって、仮説を立てること。こういったアプローチが非常に効果的です。

こうしたやり方は、欲しいデータや情報を手にするうえで一番の方法。ターゲットユーザーに直接接触するというのは、その典型であり、素晴らしい取り組みだと思います。

ただし、仮に警察にしっかりと許可を取ったうえでアンケート調査を行ったとしても、そのアンケート調査によって望むだけの回答を得られるかどうかは、また別の話です。

はっきり言ってしまえば、そもそも街頭アンケートというのは、

こういったアプローチです。

実際、駅前にて

などなど。不動産に関するアンケートを地道に行っている人もいます。

しかし、こうしたアンケートも、その回答率はかなり悪く、

こういったものがほとんどです。

これだけの行為を期待することは、現実的には、なかなか厳しいものであること。

「駅前で街頭アンケート…」と行っても、そんなに甘くないものである、ということ正しくご理解下さい。

仮に街中でアンケート調査を実施する場合も

こうした場合は、まだ話が分かります。

ただし、やろうとしているビジネスモデルは

この辺り、しっかりと見極めて市場調査を行うべきです。

仮に何か特定の商品を販売しようとしている場合、駅前で無作為にアンケートを配布して市場調査をしても意味がありません。

この場合は、見込み客と成り得る人を絞って、市場調査を行わない限り、なかなか狙ったデータを集めることはできません。

加えて、何も駅前でアンケート用紙を配るだけが市場調査ではないことも、よくご理解下さい。

例えば、新橋で居酒屋をやりたい場合。こうしたケースでは

こういったやり方のほうがずっと効果的です。

アルコールが入った場では、かなり濃い情報を入手することができるというメリットもあります。

よく、シラフで居酒屋に行けという話がありますが、こうした場は、旨い、不味いも含めて本音が全て聞ける場。

やり方次第では、かなり仲良くなって、

こういったものをを手にすることもできます。

囲われた場であれば、やはり人間は何かを答えてしまうもの。一体感も生まれるため、市場調査には持ってこいです。

参考にしてみて下さい。

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